――三橋の衣装で一番のこだわりはどこでしょうか。
現代だと学ランの前を開けてネックレスなどでアレンジできますが、1980年代は前をきちっと閉めて“硬派”なスタイルだったので“閉めた状態できれいなシルエットになるようにする”ことに、一番こだわりました。
ジャケットの裾、ウエストの部分を絞ったことに対してのパンツのバランス。(福田雄一)監督もそこにこだわりを持ってらっしゃいました。
ジャケットの丈も、ベースのものより少し丈を短くしているんです。前は2cm、後ろは1cm詰めて、微妙に後ろを長くしています。それによって、ベルトの見え具合とか変わってくるので…パッと見は全然わからないですけどね(笑)。
原作は「短ラン&ボンタン」という印象ですが、賀来さんの体と制服のバランスを大事にして、より格好いい三橋に見えるように追求しました。
――ポイントで入っている赤いアイテムや、裏地の色はどのように決めたのですか?
みんなで原作を読んで勉強しました。(漫画の)三橋に赤が多かったのと、私たち衣装部がイメージした色が「赤」でしたので、衣装合わせの際に見ていただいたら賀来さんにも納得いただけまして。
紫色の裏地は、ベースにしたものにもともと着いていたものが、Tシャツや靴下やベルトの赤と相性が良かったので採用しました。撮影時は真夏だったので、皆さん「暑いよ~」とおっしゃってましたが(笑)。
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