篠井英介演じる“松田さん”は100歳まで生きる!?「『どうなっているのだろう』とご期待ください」

2018/10/03 06:00 配信

ドラマ インタビュー

篠井英介が、原作でのファンも多い“松田さん”役を演じている

10月12日(金)から放送される「昭和元禄落語心中」(毎週金夜10:00-10:45※初回のみ10:00-11:10、NHK総合)。

同作は、雲田はるこの同名漫画を原作に、昭和初期に落語の世界に入った主人公・八代目有楽亭八雲(岡田将生)を取り巻く人々の生きざまを描いていく。

落語の秀才・八雲と、落語の天才・助六(山崎育三郎)は同期入門で固い友情で結ばれ、芸の世界に身を投じた二人は、それぞれに嫉妬し、もがきながら成長していく。しかし、八雲を支えていた芸者のみよ吉(大政絢)と助六は、二人で謎に満ちた事故死を遂げる。

八雲に引き取られた二人の遺児・小夏(成海璃子)は、やがて八雲の初弟子・与太郎(竜星涼)と共に、八雲がひた隠す「助六とみよ吉の死の真相」に迫っていく。

若者たちの嫉妬や男女の情念、そして謎めいたミステリーがうごめく同作は、多彩で色気のあるキャストたちが彩り豊かに演じている。

八雲の手伝い兼運転手の松田を演じる篠井英介はセット取材会に登壇し、作品の魅力を「昭和の時代を描くセットなどは、私にとってはとても懐かしく、めでております。ですから、ご年配の方にもこの作品はいとおしく観ていただけるのではないでしょうか」とアピール。

篠井の演じる松田は、いつでも八雲の側で時代の移り変わりを見詰める人物だ。

昭和初期から後期までの時代をまたいで演じることについては「突然70代になったり80代になったり、松田さんは100歳まで生きるので、『その時にはどうなっているのだろう』とご期待ください」と怪しい笑みを見せる。

普段から古典芸能に精通し、寄席にも通った経験があるという篠井は、「“古典芸能ファン”として、落語家を演じる皆さんにプレッシャーを与えたいと思います。落語というものは、たった一人で全てを演じる、芸の極致だと思うんです」と落語への思いを明かす。

しかし、俳優陣の演じる落語を見て心を動かされたと言い、「岡田さんを始め、落語家を演じている皆さんには、師匠方にはないフレッシュで初々しい勢いと、色っぽさがありました」と感想を話す。

最後に、「そんな方々の落語をテレビを通して見られるということは、きっと、素敵なものになるに違いないと信じております」と見どころを語った。

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