サッカー日本代表・岡田武史監督の進路は解説者！「無職でフラフラしていたところを…」

「スペインサッカー　リーガ・エスパニョーラ」「全米オープンテニス」の制作発表会見が17日、都内で行われ、WOWOW専属サッカー解説者に就任したサッカー・日本代表監督の岡田武史氏と女子テニスの国別対抗戦・フェドカップ日本代表監督の村上武資氏が出席した。

「スペインサッカー　リーガ・エスパニョーラ」は、ことし行われたワールドカップで優勝したスペインの国内リーグで、世界最高峰のリーグの1つとして日本でも高い人気を誇っている。同リーグは、現地時間8月28日（土）に開幕し、WOWOWでは生中継を中心に毎節4試合を放送していく。また、今シーズン最後のグランドスラムとなる「全米オープンテニス」は、8月30日（月）から9月13日（月）まで連日生中継で放送する予定。

今回、解説者に就任した岡田氏は「無職でフラフラしていたところをWOWOWさんが仕事をくださり、スペインサッカーの解説をさせていただくことになりました」とユーモアたっぷりにあいさつ。また、注目を集めているサッカー日本代表次期監督について「相談は受けていません。前の監督がなんか言うとやりずらいでしょ？　スペイン人がいいんじゃないですか？（笑）」と苦笑交じりに“スペイン人監督”について言及した。

これから世界を目指す子どもたちに伝えたいことを尋ねられた岡田氏は、「サッカーを好きになること、夢や目標を持つこと、自分で工夫すること、この3点です」と語り、村上氏は「WOWOWを見ることじゃないですかね？　世界最高峰の戦いを見て、夢や想像力を育てていってもらいたい」とコメント。これに対し、岡田氏が「今ので時給が上がりましたね」とツッこみ、会場を盛り上げた。

また、「欧州から監督のオファーがあったのでは？」という質問に対し、岡田氏は「誰から聞いたんですか？（笑）。中東のチームからは確かに正式なオファーはありました。欧州からは代理人の関係などもあるので正式なオファーは頂いてません。チャンスがあればチャレンジしたいとは思いますが」と、オファーがあったことを明らかにした。さらに、今後の夢について「イギリスの記者に同じ質問を受けて“晴耕雨読”と言いたくて、何とか英語で説明したら“農業がやりたい”と記事になってしまったのですが、農業はやりません（笑）。今まで支えてくれた人々に恩返しできるような静かな生活がしたいです」とほほ笑みながら語った。