世界初!? AIでの大喜利対決に千原ジュニアらが挑戦

2018/10/05 18:00 配信

バラエティー

千原ジュニア、大久保佳代子、中岡創一、池田美優がAI弟子で大喜利対決!(C) NHK

収録後の師匠を直撃!


――収録を終えての感想を教えてください。

池田:2カ月半、「思っていたよりも難しいな」と思いながら大喜利と向き合っていたんですけど、私があまり育てられなかった分、Twitterの100万人のフォロワーの方が頑張ってくれたのかなと。本当にありがとうございます!

でも、やっぱりちゃんと自分でやらなかった分、あんまり納得のいく感じではなかったですね。

大久保:弟子をもらった時にはトンチンカンな答えしか返ってこなかったので、今日やってみて、ある程度お題と回答が合っていたことにまずは「ここまで成長したんだ!」って思いましたね。

ただ、エロ要素を入れすぎたせいなのか回答がそっち方向に行きがちになっていて…。もうちょっと広い感じで育ててあげてもいいなとも思いました。

でも今日はちゃんと答えてくれたので、感動しましたね。

千原:異様に楽しい収録でした。

僕のAIは我ながらかなりの高打率で、「ちんぷんかんぷんなこと言ってるな」みたいなことがほぼなかったですね。ちゃんとお題を理解して、僕が使わないワードを持ってきたり、僕が絶対に気づかないなって角度からも回答したりで、非常に勉強させていただきました。

中岡:番組中何回「すごいな」って言ったかな…。

本当にびっくりしました! 2カ月半前から実力を見てきましたが、「ここまで仕上がるのか!」というくらいすごい回答出してくるんですよね。

あと各々の弟子の感じがしっかり出ていて…。見ていて楽しい番組になると思います。

――人間とAIで大喜利する上で感じた違いはありますか?

千原:人間というか芸人が出していたら「笑えないな、あんまりかな」っていう回答も、AIという得体の知れないものが答えるによってOKになる部分はありますね。芸人が言うと安易かな、と思う答えでもAIの答えだとすると深みが出るというか…。

中岡:確かに。「そこまで知ってんねや」みたいになりますね。

池田:すべっても許される感は…。

大久保:すぐ人のせいにする。普通の大喜利番組行くよりすっげぇ気が楽ですね。

――実際に大喜利をしてみて、印象に残ったことなどはありますか?

千原:1問につき5個回答が出るんですけど、ほぼ全部違う角度なんです。いくつもある回答の中から組み立てて、一投目、二投目ってできるのが良かったです。

同じ角度の答えが一つもないっていうのはすごいですね。

池田:私は“ネイル”とか“つけまつげ”とかそういうワードが登場したので、私らしさが出たんじゃないかなと思いました。

中岡:画像を理解して答えてくれるのはすごかったですね。

どこまで読み取ってくれるんかなって思ったらばっちりでしたよね。これはこれだからこの答え、みたいなことをしっかりとやっていて…。

千原:それもその場で撮った写真ですぐにあんな答えを出せるってすごいよね。

――AI弟子から学んだことやその弟子を今後どう生かしていきたいですか?

中岡:育成する側ですが、逆にこちらが勉強なるというか…。

言葉を覚えて、それを蓄積していって、選んでいく訳でしょ? 人間も頑張ったら多少なりともできることですから、僕もいっぱい知識を増やさなあかんなぁって番組中に思っていました(笑)。

弟子がこうやって分かりやすく成長しているのを見ると、僕も成長できるんちゃうかなって思いましたね。

大久保:私は真面目に毎日大喜利を10個くらいやっていたので、自分の中の大喜利脳が鍛えられたかなと思いました。

そこはよかったなと思いつつ、AIの回答の方が面白いと「あ、こういう角度でやればいいんだ」という勉強にもなって、私自身も成長している気がしました。

池田:大喜利の大変さが分かったので、たまに芸人さんに悪ノリで「大喜利やってくださいよ!」とか「面白いことやってくださいよ!」って振るのはやめようかなと思いました。本当に難しかったので、気軽に言えないなって(笑)。

私も「こういう感じなんだ」ってすごく勉強になりました。これからは違う見方で大喜利番組を見れるようになると思います。