「繭子は自分の抑えきれない欲望を最初から受け入れることができていた訳ではなく、間違いなく目黒という人間に出会ってから調教されていく中で気付いたのだと思います。
その点は重視していたので、行動に心が付いて行かない、心ここにあらずの状態を意識していました」と分析し、「マスターと美里のお散歩を見てしまった時は、ふとわれに帰り、『私は何やってるんだろう?』と不安になる、そんな弱さも持ちつつ演じました。繭子のもろさは、監督にヒントをもらったことで自分の中にすんなりと役が入ってくるきっかけになりました」と自身の役どころについて語った。
また、バーに初めて行くシーンは、「まさしく官能の世界へと一歩を踏み入れる大切な場面だったので大切に演じました。
このシーンでも繭子はお店のお客さんに背中を押されて踏み入れてしまうのです。興味はあるけれど1人では踏み切れない。繭子は常に周りにいる人に背中を押してもらい温かく迎えてもらって変わっていきます。人に影響されやすい、流されやすい、そんな人間らしいところも繊細に演じられるよう努めました」とコメントした。
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