「相棒」“右京さん”の衣装に込められた思いとは!? 担当スタイリストを直撃

2018/10/13 07:00 配信

ドラマ インタビュー

伊丹刑事(川原和久)らレギュラー陣それぞれのキャラを衣装で表現(C)テレビ朝日


今までにない生地や柄に挑戦!


――シリーズごとに「実はココが前作から変わっている」などの違いや、今作ではココを見てほしいという点はありますか?

「土曜ワイド劇場」で始まった時は3つボタンスーツが主流でしたが、時代とともに流行も変わり、同じ3つボタンでもシルエットが2000年の頃とは違っています。

「season12」ごろからは当時のシルエットパターン(型紙)からオーダーするようになりました。

今シーズンでは前半、少し今までにない柄や生地にも挑戦しました! オーソドックスな物は着尽くしたので、「せっかく新調するならこんな柄もあっていいのでは?」と水谷さんとも相談して生地を選びました。

「格子柄の紺×ワイン系」と第1話から使用している紺色の口柄(四角の織柄)を衣装に加えたのですが、衣装部屋にある時は「派手過ぎたかな?」とドキドキしましたが、しっくりとなじんでいて、水谷さんに着こなしていただいています。

――衣装を決める際、水谷さんからも何かご意見はありましたか?

当初はコーディネートを水谷さんに確認していただいていましたが、「season1」の半ばごろには「お任せするよ!」とおっしゃっていただけるようになりました。

ただ、とても重要で特別なシーンなどでは悩むこともあり、そんなときにはご相談させていただいています。

それでも、「まきちゃんはどう思う?」と私の考えを尊重していただけるので、私も悩んで2択に絞って、そのどちらかを選んでいただいています。

――右京さん以外でも、衣装に特徴や強いこだわりがあるキャラクターがいましたら、そのキャラクターについてもお聞かせいただけますでしょうか。

伊丹刑事(川原和久)は黒っぽいレジメンネクタイ、芹沢刑事(山中崇史)はピンク系ネクタイ、角田課長(山西惇)はベスト着用、大河内監察官(神保悟志)は右京さんに憧れてまねをしている…、などレギュラー陣それぞれのキャラクターを衣装でも表現しています。

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