――シリーズごとに「実はココが前作から変わっている」などの違いや、今作ではココを見てほしいという点はありますか?
「土曜ワイド劇場」で始まった時は3つボタンスーツが主流でしたが、時代とともに流行も変わり、同じ3つボタンでもシルエットが2000年の頃とは違っています。
「season12」ごろからは当時のシルエットパターン(型紙)からオーダーするようになりました。
今シーズンでは前半、少し今までにない柄や生地にも挑戦しました! オーソドックスな物は着尽くしたので、「せっかく新調するならこんな柄もあっていいのでは?」と水谷さんとも相談して生地を選びました。
「格子柄の紺×ワイン系」と第1話から使用している紺色の口柄(四角の織柄)を衣装に加えたのですが、衣装部屋にある時は「派手過ぎたかな?」とドキドキしましたが、しっくりとなじんでいて、水谷さんに着こなしていただいています。
――衣装を決める際、水谷さんからも何かご意見はありましたか?
当初はコーディネートを水谷さんに確認していただいていましたが、「season1」の半ばごろには「お任せするよ!」とおっしゃっていただけるようになりました。
ただ、とても重要で特別なシーンなどでは悩むこともあり、そんなときにはご相談させていただいています。
それでも、「まきちゃんはどう思う?」と私の考えを尊重していただけるので、私も悩んで2択に絞って、そのどちらかを選んでいただいています。
――右京さん以外でも、衣装に特徴や強いこだわりがあるキャラクターがいましたら、そのキャラクターについてもお聞かせいただけますでしょうか。
伊丹刑事(川原和久)は黒っぽいレジメンネクタイ、芹沢刑事(山中崇史)はピンク系ネクタイ、角田課長(山西惇)はベスト着用、大河内監察官(神保悟志)は右京さんに憧れてまねをしている…、などレギュラー陣それぞれのキャラクターを衣装でも表現しています。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)