――想像していた10年目と実際の10年目にギャップはありましたか?
高柳:まず、10周年を迎えられること自体が奇跡だなって思います。私たち2期生が入ったのはSKE48ができて半年後のタイミングだったんですけど、この10年を振り返ると、1期生の先輩が珠理奈さん1人になっていたり、同期が3人になっていたり、AKB48から移籍する子がいたりとか、本当にいろんなことがあったなって思います。
7〜8年目くらいのときは松井玲奈さんの卒業があったりして結構大変で、SKE48がどうやって持ち直すのかと悩んでいた時期だったんですけど、10年目になったら“SKE48の10周年”っていうのがすごいパワーワードになって、私たちの背中を押してくれました。
SKE48をもう一回盛り上げようとここまでやってきましたけど、一緒になって、先頭を走ってくれたのはやっぱり珠理奈さんで、この10周年をすてきなものにしたいっていう強い気持ちが彼女自身を追い詰めてしまった面もあると思うんです。今大変なことも、10周年を迎えられたことも、いつか全てが幸せな笑い話になればいいなって思います。
大場:私はSKE48の“期”で言ったら6.5期で、いるのは半分くらいなんですよ。元々いたAKB48が10周年を迎えたときを見ていたからこそ、今自分がいるSKE48にああいう華々しい10周年がやってくる、そんな楽しみしかなかったです。
でも、直前にいろいろなことが起こってどう上がっていくか、もがいていたのは大変だったかもしれないけど、自分たちや周りのスタッフさんがいろんなことに楽しみを持ってチャレンジして、気付いたら自然に上がっていけた時期だったかなって思います。
今年1月に入ってから「10周年だから秋に向けて全てのことをきちんと形に残していこう」ってみんなで話して、でもそのときは今年の夏、こんなにいろんなことが起きるのって誰も想像できなかったから、びっくりですよね。
それを自分たちが乗り越えられるのかも分からなかったですけど、今は乗り越えたなって、何もできないことはないんだなって思います。真摯に受け止めて、ひたむきに向き合って、いろんなことを乗り越えて形にしたら、こんな普通の女の子たちが集まった集団でも、応援してもらえるんだなって感じました。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)