テレビ朝日系で9月12日(日)からスタートするアニメ「バトルスピリッツ ブレイヴ」のアフレコが先日、都内で行われ、声優の大浦冬華と浪川大輔、西森章監督が囲み取材に応じた。
同作は、バンダイが展開するカードゲーム「バトルスピリッツ」を題材にしたアニメ。現在放送中の「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」に続くもので、“バトスピ”シリーズとしてはサードシーズンに当たる。
主人公・馬神弾を演じる大浦は「『―少年激覇ダン』でダン役に決まった時は、まさか2年目をやらせていただけるなんて。全く想像もせずに1年間やっていたので、またダン君と一緒に1年を過ごせることが、本当にうれしいです」と喜びのコメント。そして、前作から成長したダンを演じる上で意識していることについては、「あまりやり過ぎないように気を付けています。(決めぜりふなどで)ついつい声を張ってしまうと、小学生の男の子の『楽しい~!』みたいなテンションになって、フレッシュになり過ぎてしまうんですよ。でも、だからといって、バトルを盛り上げるためには、ただ淡々と言っていたんじゃ伝わらないので、そこら辺の微妙なさじ加減を探りつつやっています」と明かした。
今シリーズからの新キャラクターで、ダンの宿命のライバルとなる月光のバローネ役の浪川は「現場では、皆さんのチームワークが非常に良くて、その空気感を大切にしたいので、途中から入る身としては、早くなじめるようにと思っています」と語った。自身が演じるキャラクターについて、「ビジュアル的にもすごくいいんですけど、少年の心を持っているというか、純粋な気持ちでバトルをしているところが、非常にすっきりしていますね」と分析し、「一見クールに見えるけど、内に秘める思いは強いのが彼の大きな魅力。演じていて、とてもやりがいのある楽しい役です」と、思い入れを語った。
また、順調なアフレコの様子について、大浦は「現場の雰囲気が、がらっと変わったなーと思っています。前のシリーズで、50本のアフレコをやっていくうちに、本当にみんなの結束力が固くなったんです。そして、新たな『ブレイヴ』のシリーズになってからは、“新しいクラスで新学期”みたいな気分ですね(笑)」と、キャストやスタッフの仲の良さをうかがわせた。続けて、西森監督が「今、クラスという話が出ましたが、学年が上にいって、新しいメンバーのクラスができて、わたしは担任の先生で『なんだ、大浦と川澄(綾子)。お前らいたのか。浪川君、ことしはよろしくね』みたいな感じです(笑)。また1年かけて、『少年激覇ダン』の時のように新しいクラスで結束できるのが理想だなと思っています。そのために担任の先生、頑張ります」と、笑いを誘った。
最後に、ファンに向けて大浦は「大人が見ても『すごい!』と思える作りになっているので、お子さんだけじゃなくて、お母さんやお父さんにも見ていただきたいです。あと、イケメンやかわいこちゃんのキャラクターも出てくるので(笑)、お兄さんやお姉さんにも…。本当にいろんな世代の方に見ていただけたらうれしいなと思っています」とアピール。浪川は「“バトスピ”という、熱くて楽しい作品に参加することができてうれしいです。みんなでさらに盛り上げていきますので、これから1年間、毎週楽しみに見ていただければと思います」と意気込みを語った。
また、西森監督は「僕の物作りの基本が、『見ている人が夢を描けるようなフィルムを』という思いなんですよ。この番組を見たから、『アニメを作りたい』と思ったり、『声優さんになりたい』と思ったり、何かをしたいと思ってくれるきっかけになるような作品を作りたいといつも思っているんです。その一生懸命さを、視聴者の皆さんが少しでも拾ってくれて、それが将来的に皆さんにとっての夢になってくれればうれしいなと思っています」と作品への思いを語った。
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