新垣弘隆プロデューサーは、初めて原作を読んだ時に「自分にも、誰しもに起こる設定に一気に引き込まれた」という。
「何が正しくて、何が誤っているのか、結論はありませんが、東野圭吾先生が描くこの物語は、近い将来、医療や科学技術の発展がもたらすであろう先見的な時代性、倫理観を揺るがしかねない人類の欲望、それらが交錯する人間ドラマが見事に表現された作品であり、心に深く刺さる題材だからこそ、ぜひとも映画化したいと思いました」と語る。
新垣Pが語るように、誰もがこの映画を見れば、“善悪”の価値観が根底から揺るがされ、もしこの物語のような出来事が本当に自分の身に起きてしまったら、と考えられずにはいられないはず。
そして本作で監督を務めたのは、新垣Pも「深いテーマを一つのエンターテインメント作品としてしっかり作り上げる堤監督こそ、この原作を最も魅力ある映画にしてもらえる確信がありました」と全幅の信頼を寄せる日本映画の鬼才・堤幸彦。
愛するわが子の悲劇に直面し、“究極の選択”を迫られた夫婦の決断、衝撃と感涙の東野ミステリーからこの秋、目が離せなそうだ。
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