NHK総合で8月31日(火)からスタートするドラマ「10年先も君に恋して」の会見が8月17日、都内で行われ、出演者の上戸彩、内野聖陽と、演出の片岡敬司氏、制作統括の高橋錬氏が出席した。
同作は、恋に失敗続きの女性編集者・里花(上戸)のもとに、将来の夫である博(内野)が10年後の未来からタイムスリップして現れ、現在の恋人である博(内野・二役)との不思議な三角関係を巻き起こすロマンチック・ラブストーリー。主人公の現在と10年後の未来が並列して描かれ、上戸は26歳と36歳の里花を、内野は30歳と40歳の博の二役を演じる。また1話では、上戸のすっぴん姿も披露される。
NHKの連続ドラマ初主演となる上戸は「これまであまり恋愛ものをやったことがなく、今回こんなに自然に感情移入ができる自分にびっくりしました。それは、相手が内野さんだったからなのかなと思います。24歳ですし、こういう作品もちゃんとこなせるようになっていきたいと思い、第一歩を無事楽しく終えることができました」と意気込みを語り、現場については「(脚本の)大森美香さんがいらっしゃる中で言うのも何なのですが、とても台詞が多くて大変で、内野さんと『きょう何時間寝た? 1時間? 2時間?』みたいな会話を毎朝しながら、楽しく撮影させていただきました」と、振り返った。
同作のテーマに対し、内野は「恋愛をするってこと自体、ほとんど枯れかけた木に水をやるような状態で、焼きもちを焼くってどんな感じだっけなって、思い出しながら演じましたね」と役作りへの苦労を。また、上戸とは「エースをねらえ!」('04年、テレビ朝日系)以来の共演となり「変な緊張することもなく『彩、彩』とか呼びながら楽しく撮影しました」と笑顔を見せた。
また、脚本は「ブザー・ビート」('09年、フジ系)などを手掛ける大森が担当。片岡氏は「たくさんの台詞が紡ぎ出す“興奮”がすごく面白いドラマです。3、4分の長いシーンの多くをカットなしで撮っています。お2人にとっては過酷だったと思うんですが、台詞を語り合ううちに出てくる興奮や集中の度合いがものすごいんですね。1話目のバス停のシーンも、4分以上を一気に撮りました。お2人を見ているだけで楽しいというドラマになっていくと思います、是非楽しんでください」と見どころをアピールした。
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