また作品の中では、イラストにも挑戦している。「今回初めて絵本という形で皆さんに読んでいただくんですけど、元々絵を描くことだったり、物語を考えることが好きで。
日常に転がっている小さな幸せっていうもの、割と見逃しがちだなと。そこに目を向けてみれば、もっと人生楽しく過ごせたり、人として豊かになれるんじゃないかというのがテーマで。今回書いたのが『ニア』というキャラクター、この子が小さな生まれての神様という設定で、この子と僕ら人間との触れ合いの物語で。名前の由来は、すごく近くにいるんだよという『near』からきてます」と創作の秘密を明かした。
そもそも「ニア」誕生のきっかけとなった出来事は、幼少期の実体験に基づいているという。
「僕が車にひかれそうになった時に、後ろに引っ張られる感覚があって助かったっていう経験があるんですよ。小学生…幼い頃に。それから見えない何かの存在を信じるようになって。見えないけどいつも見守ってくれているんだなと。ニアみたいな神様が…というのがきっかけですね」と不思議な体験を告白した。
今作の写真パートには、ドラマ「海月姫」(フジテレビ系)で演じた鯉淵蔵之介が扮(ふん)する“蔵子”の撮り下ろしポートレートも。
「“蔵子”は頑張りましたから。6kg痩せて50kgでやってましたからね。身長は174cmです。あの時は、食べることは大事なんだなと思いましたね。やっぱりしんどかったですもん。食べないダイエットをしていたんです…でもその分皆さん『キレイ、キレイ』って言ってくれるから、すごくキレイになりました。
手とか骨格は男なんで、それをいかに髪の毛とか服装で隠していくか。できるだけ修正はしたくないんです。“蔵子”だからといって、修正したら違うものになってしまうから、それをいかにしないでキレイに見せるか。化粧はしてもらうんですけど、日に日にノリが良くなってきて(笑)、あとストッキングをはくのがすごく早くなりました(笑)。2~3分はかかっていたんですけど、ものの10秒くらいで『シューン』ってはけるように、その当時は。まぁもう(はくことは)ないでしょうね」と取材陣を笑わせた。
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