簡単には本音が言えず、感情的に溺れることもできない。そんな男女が傷つきながらも自分らしく歩みだしていく、大人のラブ(かもしれない)ストーリー「獣になれない私たち」(毎週水曜夜10:00-11:00、日本テレビ系)。
常に笑顔で仕事は完璧な一方、全方位に気を使い、身も心も擦り減らす女性・深海晶を演じる新垣結衣のスタイリスト・長瀬哲朗氏に、衣装のこだわりなどを聞いた。
――営業の仕事もしてしまう営業アシスタントという役柄ですが、何か心掛けたことはありますか?
今回、営業職ということで、人にあまり不快感を与えないようにコーディネートしました。あとは程よく流行を取り入れ、洗練された清潔感のある分かりやすいスタイルを心掛けて作りました。
また、営業職なので、しわに注意したり、カジュアルに見え過ぎたりしないように気を付けています。素材自体がしわになりやすい素材や、普段着っぽく見え過ぎるようなものは避けています。
――色合いにこだわりはありますか?
清潔感と、洗練されているというところをポイントに置いているので、派手ではない明るい色を結構使っています。きつい赤や黄色などのすごく立っている色というよりは、ペールトーンという柔らかい印象になる色を使い、すごく優しい雰囲気でカラフルにしつつも、シックに見えるスタイルにしています。
何となく1トーンに見えるようなスタイリングをしているので、靴もグレーや黒などの色合いではなく、靴までペールトーンでスタイリングしているのがポイントです。
衣装のテーマが“ニューコンサバスタイル”なので、全部を見たときになるべく違和感がないように、気を付けてスタイリングしています。小物などのディテールに入っていくよりは、そこの小物に目が行かないようにしているので、雰囲気で見ていただきたいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)