――放送開始から半年経って、改めて感じる番組の魅力を教えてください。
三浦:バイヤーさんの熱意を感じられるのが良いですよね。ただ物を買い付けるだけでなくて、どのようにその物が生まれてきたかというストーリーや職人さんの思いなども日本に持って帰って来るんです。消費者に届けたいという熱を感じられるだけですごく元気になるし、学びにもなります。収録が本当に毎月楽しみで、ずっと続いていければなと思ってるんです。長寿番組になったら良いなって。
JUJU:なったらいいですねーー。こんなマニアックな番組ないと思うので。
三浦:ないと思う!
JUJU:NHKでしかきっとできないことだと思いますし、私自身もバイヤーさんの仕事が、こんなにすごい熱意の下に行われているんだなと言うのを目の当たりにすることが出来ているので、この番組に出合えて本当に感謝しております。
――特に印象に残っている回は?
JUJU:全部の回が印象には残っているんですけど、今日収録したベトナムの回(10月25日[木]放送の『極上の美食ベトナミーズを探す旅』)とかすごく楽しかったです。
三浦:たしかに面白かった、ベトナム。あと、この間の秋スペシャル(10月4日放送の『秋SP!旅から生まれる極上スイーツ フランス&イタリア』)の、ジェラートとフランスデザートのコラボとかも楽しかったですよね。
JUJU:ジェラートというのは、疲れたから甘い物を食べたいとかではなくて、「食べた瞬間に気分を上げるためのものだ」というフレーズがすごく印象的でした。人の心を食べた瞬間にグッと持ち上げるようなものでないとジェラートではないんですって。
それがすごく興味深く、実際食べてみるとその気持ちが分かるようになりました。物心ついた頃くらいに、自分で食べる前にカップで少し溶かしてから練って食べていたんですけど、それを食べた瞬間に「はっ!」と気分があがったのをすごく思い出して、確かにジェラートは普通のアイスクリームやソフトクリームで得られない多幸感があるなと思いました。
あと、“食べ物のジェラート”すごかったね!
三浦:はい! “すしジェラート”! すごかった。
JUJU:お魚、わさび、ご飯の三層でできたジェラートで、醤油を付けなくても食べられるんですけど、醤油付けたら完全におすしの味なんです! びっくりしました、あれは。
あと、サンドウィッチ。ブリオッシュにゴルゴンゾーラのジェラート、それにカリカリに焼いたベーコンを挟んだものをいただいたんですけど。
三浦:おいしかったです!
JUJU:あれはもうビジネスの香りしかしなかったですね(笑)。
三浦:デザートとしても捉えられるんだけど、ランチとしても捉えられる。
JUJU:ランチとしてだったら罪悪感もないですよね。
――世界観が広がる番組ですよね。
JUJU:広がりますね! あと、以前に放送したケニアのバラ(8月18日放送の『カラフル!名もなき幻のバラ ロンドン&ケニア』)も印象に残っています。ケニアがバラの産地ということも知らなかったし、ケニアのバラがあんなに力強いというのも知らないし、初めて知ることや触れることがこの番組では多いので、本当に感謝しています!
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