劇場がライブ会場へと一変! 日本人アーティスト初の3Dライブ映画「湘南乃風 3D LIVE 軍団伝説2010」リポート!

2010/08/24 14:57 配信

音楽

舞台あいさつの司会を務めたテレビ朝日の竹内由恵アナウンサーと湘南乃風・RED RICE(写真左から)

3Dライブ映画「湘南乃風 3D LIVE 軍団伝説2010」が21日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで公開され、湘南乃風のリーダーであるRED RICEが舞台あいさつを行った。

今回の企画では、テレビ朝日系で放送中の「ミュージックステーション」のスタッフと湘南乃風がタッグを組み、日本人アーティストとしては初の試みとなる3Dライブ映画を制作。映像は、ことし4月にファンクラブ限定で、東京・SHIBUYA-AXにて開催された湘南乃風のシークレットライブのものを使用しており、「ミュージックステーション」のスタッフがカメラ8台を使用して撮影。その後、サザンオールスターズのライブツアーなども手掛けるCGスタッフによって加工され、3D映画として完成した。

湘南乃風のRED RICEが舞台あいさつに登場すると、この日劇場に駆け付けたファンから熱い声援が送られた。RED RICEは「この作品ができるまでは3D映画を見たことがなかったんです。この作品で3Dを初体験するために、わざわざ『アバター』も2Dで見ました」と今回の3D映画への意気込みを語り、さらに「最高の完成度です!」と作品の出来に自信を見せた。

舞台あいさつ終了後には、3Dライブ映画がスタート。カウントダウンの映像が飛び出す形で流れると、観客席の至る所から「すごい!」の声が上がった。すぐに1曲目の「Earthquake」が流れ出すと、劇場はライブ会場へと変ぼう。この日は、“タオル持ち込み可”ということもあり、観客のほとんどが湘南乃風のライブでも行われている“タオル回し”を開始。さらに、映画館にもかかわらず“立ち上がって盛り上がるのもOK”という新たな試みも行われたため、「Joker」「JUMP AROUND」と続く楽曲にノリ出した観客はあちこちで立ち上がり、大盛り上がり。「純恋歌」では、ライブ映像の中のファンと共に、会場のファンも熱唱を始めるなど、劇場とは思えない一体感が生まれていった。

また、ライブの再現というだけでなく3D映画としての技術もフル活用。「ガチ桜」では、桜が舞い落ちる3D映像の演出もされており、ライブとはひと味違った趣向も凝らされていた。

最後はアンコールの「晴伝説」が流れ、3D映画は終了。ファンから温かい拍手が送られた。