―――同世代芸人で意識している人はいますか?
今年22歳になるけど、同世代の芸人は常に意識している。一緒にライブに出演してもどんなネタをやっているのかとか、意識はしまくっていて。同世代の芸人の中では常にトップであり続けたいと思っている。
―――10年後、20年後に「この人が立っている立場になりたい」と思う先輩芸人はいますか?
先輩たちは目標だけど、その中でもやっぱりまーちゃんさんが理想かなと思う。まーちゃんさんが演出している「お笑い米軍基地」に、2014年に初めて(スタッフとして)関わったが、お客さんが“これだけ人って笑うんだ”っていうくらいにウケていて、若い人から年配の人までが笑っているのに感動した。自分もこんな事ができるのかって考えたし、自分にも「俺はこれでたくさんの人を笑わせられるんだ」という何かがあれば良いと思ったし、いろんな人に笑ってもらって、自分にしかできないお笑いを発信したいと思う。
―――まーちゃんが目標ということは、“演出”にも興味がありますか?
それはメチャクチャありますね。自分が考えたネタを使って誰かを演出するということに興味がある。2016年に初めて若手だけ出演するお笑いライブを演出したが、とても難しかった。でもその経験が今やっている「お笑い劇場」とかに生きている気がするし、若手の団結力も強まったと思う。
―――25周年を迎えて、これからの25年後のFECや沖縄のお笑いはどうなると思いますか?
ここ2~3年でFECに音楽レーベルが出来て、正直どうなっていくのか分からないけど、FECの存在が日本全国に広がればいいなと思っている。ただ、それは必ずしも“お笑い”ではなくても良いと思ってて、いろんな手段があって、何をやっても良いのが“お笑い”だと思っている。お笑い芸人がやるから音楽も面白いわけだし、FECという看板を皆で背負いって県外の人がライブに来てくれたりしたら良いと思う。
―――25年後の皆人さんは何をしていますか?
25年後は今の社長と同じ年になっているので、社長よりは絶対良い感じに売れていたいと思う(笑)。FECが今よりも沖縄に根付いて、誰もが知っている団体になってくれたら嬉しい
そう言って笑顔を見せてくれた皆人が作り出す今後のお笑いが楽しみである。
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