――その気持ちをずっと持続させるのは、精神的につらそうですね。
麻美が背負っているものが大きすぎて、楽しいというシーンはありませんでした。普通に何も考えずに笑うというシーンもなくて、ずっと何かに追われているという恐怖感にかられていました。お芝居で演じている私でもこんなに暗い気持ちになるのだから、実際に麻美みたいな人がいたら、最悪な人生だろうなと思います。
――恋人役を演じられた田中圭さんの印象を教えてください。
田中さんには優しいイメージがあって、いい意味でどこにでもいるようなサラリーマンのような自然体の役が似合う方だと思っていたので、今回スマホを落とす役ということで、いかにも落としそうな感じがしていいなと思いました(笑)。でも、実際にお会いすると、「俺についてこい」という感じの男らしい方で、頼れる兄貴という感じでした。
――刑事役の千葉雄大さんとは何度も共演されていますね。
今回の千葉君の役は、今までの彼とは違って、中性的で美しくてかわいらしい印象を破るような役だと思います。でも、私が一番最初に千葉君に会ったときに、知り合いのメークさんから「千葉君の闇を暴いていくと楽しいよ」と言われていたので、「千葉君って、闇があるんでしょ」という感じの初対面だったんです(笑)。でも、私は千葉君と話しても全然闇があるとは思わなくて。それって私も同じ闇を持っていることだと思うから、千葉君は何度共演させていただいても楽ですね。
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