因縁の世界戦「亀田大毅×坂田健史」で前代未聞のポスター対決が実現!

2010/08/25 05:00 配信

芸能一般

亀田ジムのポスターデザイン。「明暗。」のコピーに合わせてカラーとモノクロのコントラストを用いている。現在の坂田健史のランキングはWBAフライ級5位

9月25日(土)に、東京ビッグサイトで行われる「WBA世界フライ級タイトルマッチ 亀田大毅×坂田健史」の興行ポスターが、亀田ジム、協栄ジムの両陣営から公開された。

大毅と坂田は、もともと同じ協栄ジムに所属していた同門。'07年に大毅がWBC世界フライ級王者の内藤大助に挑戦し、大差の判定負けした試合で反則を繰り返したことがきっかけで、協栄ジムが亀田一家との契約を解除。その後、協栄ジムと亀田一家との間でファイトマネー未払い問題などが発生したことで遺恨が生まれた。両ジムの問題は法廷闘争にまで発展し、今回のタイトルマッチも、当初は大毅の父・史郎氏が坂田の対戦要求を突っぱねていたことなど、因縁だらけの一戦となっている。

さまざまな因縁から大きな注目を集めている対戦カードだが、今回発表された興行ポスターでも対決ムードをあおる企画が用意された。ポスターに使用する写真は、1人のカメラマンが両選手を各約50枚撮影。そのカットを両陣営が使用し、写真の選定、デザイン、キャッチコピーを、それぞれの選手とジムで作成するというもので、日本で行われた世界戦では前例のないものなのだという。

実際に公開された亀田ジムのポスターは、カラーの大毅とモノクロの坂田が並び、その間に「明暗。」のコピーが打たれたもので、ポスターについて大毅は「格好ええやろ? 今度の試合は絶対に勝って明暗はっきりつける。で、おれは“白黒”じゃなく“カラーの世界”で生きていかせてもらいますっていう気分のつもりや」とコメント。一方、協栄ジムのポスターは、「A War in Destiny」のコピーを挟んで大毅と坂田が縦に並んだデザイン。ポスター上部には「そのベルトに相応しきものは、どちらだ。」のキャッチコピーが入っている。坂田は「今回の試合はまさに人生を懸けた戦いになりますが、なぜか心はすごく落ち着いています。その気持ちをこの写真、デザイン、キャッチフレーズに込めました。皆さまの声援が僕の力になります。WBAのベルトにふさわしいのはどちらかを会場やテレビで見届けてください」とポスターに込めた意気込みを語った。