テレビ朝日系で毎週金曜に放送中のドラマ「崖っぷちのエリー~この世でいちばん大事な『カネ』の話」が9月3日(金)に最終話を迎える。その放送に、同ドラマの原作者・西原理恵子氏がゲスト出演することが分かった。西原氏は、これまでも自身が原作を手掛ける映画にゲスト出演してきたが、連続ドラマにゲスト出演するのは今回が初めてとなる。
同ドラマは西原氏の半生を描いた作品で、山田優が西原氏をモチーフにした漫画家志望の相原絵里子を演じている。最終話は、丈一(塚地武雅)の協力のおかげで、廃刊の危機を免れた「週刊秘宝」にまたもや廃刊の危機が。絵里子は鈴木常務(花王おさむ)から、「週刊秘宝」のリニューアルに伴う連載の打ち切りを告げられ、衝撃を受ける。しかも、単行本の版権契約も切るという。そんな中、絵里子の住むオンボロアパート「希望荘」が取り壊されることも決定し、絵里子はどん底に落ちてしまう。
西原氏が演じるのはジョギングをしている“オバチャン”。突然姿を消した丈一を捜すため、街を走り回る絵里子、「週刊秘宝」の編集者・正宗(小泉孝太郎)と曲がり角で出会う。演じた西原氏は「光代(渡辺えり)のパンチパーマ姿がたまらなくて、自分もあの格好をやりたいと思っていた」と念願がかなったことを喜んだ。出番は1シーンだが、ショッキングピンクのトップスにマルチカラーのボトムスという、ど派手な配色のトレーニングウエアを着ての登場となり、インパクトはかなりのもの。さらに、ただジョギングするだけでなく、タイヤまで引きずって走っており、ぶつかりそうになった絵里子と正宗に「危ないじゃないの!」と大声で一喝を浴びせる一幕も。
山田は「撮影直後にモニターで見たら、ものすごくハマっていて、思わず笑ってしまいました。出演シーンはドラマの前半部分なのですが、このシーンで西原さんに視聴者の心を持っていかれるんだろうなって思いましたね」と太鼓判を押す。また、「ずっと西原さんにゲスト出演していただけると聞いていたんですけど、最終回まで機会がなくて“どうするんだろう!?”と思ったら、やっと共演できたのですごくうれしいです」と初共演に大満足の様子。
また、西原氏は山田の印象について、「エリー(絵里子)を演じている時の山田優さんは“本当に一生懸命やってるな”という印象です。“ひたむきに頑張る”と言えばきれいだけど、“どこでもいいから飯になるところを見つけようよ”というのがわたしのポリシー。その身もふたもない頑張り方をすごく芝居で表現してくれていて、非常にありがたいです」と賛辞を送る。
一方、山田は「目の前で絵里子を演じているところを見られるのは何だか恥ずかしい気持ちもありましたけど、西原さんにそう言っていただけるとうれしいです。わたし自身、西原さんの生き方や仕事の取り方をリアルに反映したいという思いがあったので、そこを西原さんご自身にも感じていただけて感激です。(この作品と役を)やっててよかったと思いました」と、感激しきりだった。
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