ピアニストでもありシンガーソングライターでもある平方“トーマス”元が、毎回美女ヴォーカリストと共演する2マンライブ。
「美女と野獣 -Beauty and the Beast」と銘打ったこのライブは、平方が演奏するピアノのみで出演者の歌声をじっくり堪能できる。沖田杏梨が出演した初回に続き、2回目となる今回は、さまざまな音楽ライブに出演するほか舞台や朗読など活躍の場を広げている希島あいりが登場し、平方元との聴き応え抜群の2マンLIVEで魅せた。
まずはライブのホスト役を務める平方が、名曲「Let It Be」(ビートルズ)をしっとりと歌い上げた。すると、舞台袖から「美女と野獣」のベルをイメージさせる黄色のドレスを身にまとった希島あいりが「カランコロンカラン」と音マネをしながらステージに現れる。そしてイベントのタイトルにもなっている「Beauty and the Beast」を2人で情熱的に披露した。
まずは希島が「You're My Only Shinin' Star」(中山美穂)をカバー、切なく響く彼女の歌声に観客は聴き入った。その後はオリジナルの3曲、ピアノのみの演奏で希島の声質が映えるバラードの「叶わぬ恋」、ピアノでのアレンジで新たな魅力が引き出された「Desire」、希島の美声と平方のコーラスが美しく重なり合った「Rain Story」で前半戦を締めくくった。
休憩を挟んで、後半戦の平方の弾き語りへ。メリハリのあるピアノ演奏と情感豊かな歌声で、オリジナル曲の「つながり」で観客の心をつかむ。そしてアップテンポで高音が心地よく会場に響き渡る「しまって行こうぜ!」、ストーリー性の高い「タイムカプセル」で自身の世界観へ観客を引き込んでいった。さらに、コールアンドレスポンスを楽しむ「Hey-Hou!」で会場を盛り上げ、涙を誘う切ないメロディーの「今、ありがとう。」を熱唱した。
再び希島が、セクシーなドレス姿でステージへ。彼女のオリジナル曲「この世界で」を2人で交互にハモリ合い歌う。相性ピッタリの歌声が会場を包み込んだ。
アンコールでは、「M」(PRINCESS PRINCESS)、「希望の旋律」(希島あいり)で観客は2人の情感たっぷりの歌声に酔いしれ、大きな拍手を贈った。
今後、同ライブシリーズとして、11月13日(火)「美女と野獣 -Beauty and the Beast-vol.3 平方元×沖田杏梨2マンLIVE」(東京・六本木BIRDLAND)を開催。また希島は、11月14日(水)「MilGene Premiere LIVE #5」(東京・初台DOORS)への出演が決まっている。