岡田将生主演のドラマ「昭和元禄落語心中」(毎週金曜夜10:00-10:45、NHK総合)第2回が10月19日(金)に放送され、菊比古(のちの八代目有楽亭八雲、岡田)と初太郎(山崎育三郎)の前座時代が描かれた。仲良くじゃれ合いながら大人の階段を登っていく2人の演技に、視聴者から感嘆の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)
「昭和元禄落語心中」は、雲田はるこの同名漫画を原作としたヒューマンミステリー。昭和の落語界を舞台に、主人公の八代目有楽亭八雲(岡田)を始め、芸の世界に身を投じた人々の生きざまを描く。
第2回は、八雲と同期入門の天才落語家・助六を山崎育三郎が本格登場。昭和11年、ともに七代目有楽亭八雲に弟子入りした子ども時代から、戦争の影が濃くなる中で前座となり、時代の波に翻弄されながらも耐え、終戦を迎え二つ目に昇進するまでが描かれた。
岡田と山崎が子役からバトンタッチしたのは昭和16年夏、2人が前座として高座に上がることが認められ、それぞれ菊比古(岡田)と初太郎(山崎)の名を与えられるシーンから。
同じ日に入門し、まるで双子のように育ってきた2人。正反対な性格で、互いの芸の才能に嫉妬ものぞかせながら、枕を並べて眠り「寄席の給金ちまちま貯めて吉原行こうな」と約束したり、互いの落語の練習につきあったり。
戦争が激化し、菊比古はおかみさんの里へ疎開し、初太郎は師匠について満州に慰問興行へと初めて別れ別れになることが決まると、初太郎が「俺ぁ絶対生きて帰ってくる」と誓い、2人はゆびきり。戦争が終わり、ボロボロの姿で帰国した初太郎が菊比古と再会する場面では、抱き合って「初太郎、くさっ」「坊はええ匂いじゃ」とお互いの存在を確かめ合った。
兄弟弟子として、そんな密度の濃い関係を作り上げた岡田と山崎に、視聴者からはSNSなどで「2人とも、漫画から出てきたように菊比古と初太だったなぁ」「じゃれ合う2人にすごく和んだ」「帰ってくるとは知っていても、初太郎が帰ってきたシーンはやっぱり泣けた」「ずっと菊比古と初太郎の物語でいいよ!ずっと見てたい」といった声が上がった。
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