初挑戦の語りについては、「本当に緊張します。これまでいろいろなお仕事をさせていただきましたが、『語り』のようにそのシーンの雰囲気を壊さないように声を入れていくのは、やはり難しいです」としみじみ。
そして、「1回15分という短い時間の中でお芝居をより分かりやすくするためにナレーションがあると思っているので、いい意味で存在感を消して、少し離れたところから登場人物たちを見守るような存在でいられたらいいなと思っています。
雰囲気に合った声でナレーションするというのは、女優として『演じる』という部分に通じるところもあると思います」と自身の“語り”としての心持ちを明かした。
さらに、「最初にお話をうかがったとき『まんぷく』は戦前からはじまる物語だけれど、視聴者の方々に『昔の話だ』と思われてしまわないように“今と昔をつなぐ架け橋”になって欲しいとおっしゃっていただいたんです。
特に声を作ったりせずに自然体でナレーションして欲しいというリクエストもあったので、等身大の私で自分らしくナレーションさせていただいています」と語った。
安藤が演じるヒロイン・福子については「ちょっとおっちょこちょいでどこかまわりをクスっと笑わせてくれる福ちゃんが、憎めなくて愛らしいかわいらしい女の子だなと思いました。
私自身はひとりっ子なので、三人姉妹の仲むつまじい様子がすごくうらやましいです。台本を読んでも、映像をみても、福ちゃんはみんなからの愛情をたっぷりに育てられてきたことが感じられ、ほっこりと温かい気持ちになっています」と印象を語った。
最後に「本当にかわいらしい福ちゃんが、萬平さんを支える強い女性になっていくところが楽しみです。私もテレビの前の皆さんと同じ気持ちで福ちゃんを応援しながら『まんぷく』という物語をより一層楽しく親しみやすいお話だと感じていただけるような語りを目指します。精いっぱい務めさせていただきますのでよろしくお願いします」と意気込んだ。
昭和19年、春。夫婦となった福子(安藤)と萬平(長谷川)は、貧しいながらも幸せな新婚生活を送っていた。
しかし、戦況が激しさを増してきたため、反対する母・鈴(松坂慶子)を説得し、萬平の親戚を頼って3人で上郡に疎開することに。
しかし疎開してしばらくすると、萬平に赤紙が来てしまう。覚悟を決めた萬平だったが、憲兵隊に受けた拷問が原因で、突然激しい腹痛に襲われる。
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