続いて劇団ひとりも「普段NHKのバラエティーに出ると、リハーサルも長いし、段取りもしっかりしていて、正直面倒くさいなって思うこともあるんですが、この丁寧すぎる体質がコントにはめちゃくちゃ合っていて。セットから衣装まで細かいところまでやってくれたので、出演者全員が満足するコントができました。この番組をきっかけにして、他の局でもコントが流行り始めてくれたらうれしい」と手応えを明かし、渡辺は「スタジオでみんなでコントを見たんですが、そのときのみなさんの顔が怖くって…。あと、後輩へのダメ出しもやめていただきたいなと(笑)。でも、それくらいみんな、コントに愛情があるんです。みなさんの貴重なお話が聞けてうれしかった」と熱っぽく語った。
また「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)で優勝経験のあるサンドウィッチマン・伊達みきおが「われわれコント師は…」と切り出すと、ロッチ・コカドケンタロウが「いやいや、漫才師感が強すぎるでしょ!」とツッコミを入れる一幕も。だが伊達は「たけしさんのパワーをお借りして、『コントの日』を毎年できるように頑張ります」と抱負を語った。さらに東京03・飯塚悟志も「サンドウィッチマンとは違って(笑)、僕らはコントだけをやり続けているので、今回メンバーに入れていただいたのは本当に光栄です」と感慨を口にし、コカドも「僕らもコントだけをやってきたコンビなので、たけしさんと一緒にコントができるというのは、今までコントをやってきて一番よかったなと思った瞬間でした。しかも、セットとか全ての質が高くて。武士の役をやるとなったら本当に殺陣を教えていただいたり、楽しみながら勉強にもなりました」と、やはり感無量の様子だった。
また、会長のたけしは、会員の顔触れについて「順当なメンバーだと思う。この顔触れを見たら、他のコントや漫才の人たちもみんな出たいって思うんじゃないかな。本当に第1回紅白歌合戦みたいなもんだね。だから俺は宮田輝ということで(笑)」と太鼓判。そして最後に「お笑いは、その時代その時代でジャンジャン進化していくもの。今の人は、前の(時代の)人のネタを見て、それを目指して業界に入ってきて、新しい笑いを作っていく。俺は何とかそこについていって、ジジイになっても(お笑い界に)いつづけようと思う」と生涯現役を宣言した。
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