続いて「現状打破でLove you -Album ver.-」では、歌い出しの“もふっ♪娘”上西星来のボーカルがさえわたった。
歌い出しから完璧な滑り出しを決めると、麗しの熟女将…いやクレオパトラ・櫻井紗季の「私だけを~」、上西の「君だけを~」のせりふっぽいキメ歌詞で、双方のファンだけじゃなく、大勢の観客がノックアウトされた。
ダンスの申し子・橘二葉が振り付けしたことでも知られる同曲は、10月8日から始まったリリースイベントでも各地で歌われてきた。
それもあって7月のライブシリーズ第1回で聴いた時よりも、6人バージョンのなじみ具合が良くなっているような気が。
櫻井&じょにーの破壊力に若干思考停止していると、もはや思考している場合じゃない(?)3人組が現れた。
ライブ前、上西が「テンションについていけない曲がある」とつぶやいていた「BIRI BIRI GIRL」を櫻井、高嶋、上西の年長組トリオ“ババ3”がこれでもかというほどのハイテンションでパフォーマンス。
冒頭、唯一のGCP正統継承者のはずの櫻井が歌詞を吹き飛ばし、「何て?」と聞き返したくなるくらいの呪文を唱えるハプニングがあったものの、本人も後で「自分が一番ビックリです(笑)」と反省していたので、これ以上いじるのはよしましょう。
さておき、“テンションについて行けないガール”こと上西。全然そんなことなかった。というか、むしろ「余裕よ、私『Ray』のモデルよ」とでもいわんばかりの輝きを放っていた気がする。
フィルターがぶっ壊れているのかもしれないので、こちらもこれ以上はよしましょう。そして、高嶋はもう安定のクオリティー。何をやらせても器用にこなすなこの人は…、というのが初見の人でも分かっただろう。
そしてこの日一番楽しみにしていたと言っても過言ではない、浜崎先輩のソロ曲「Over The Rainbow」。さすが松田聖子や浜崎あゆみ、MISIAなど数多くの歌姫を生み出した福岡出身の次世代歌姫だ。
かわいらしい衣装にファルセット多め(※本人談)の歌声で、会場の空気をガラッと変えた。一瞬、誰のディナーショーに来たんだっけ?ってくらいの感動で、「浜崎先輩ブラボー!」と声を上げたくなるのを必死に抑えた。
圧倒的な歌姫ぶりを存分に発揮したが、ステージを降りる際に笑顔で「ありがとう!」と手を振ると、一気にキュートな“おはま”さんモードになる。
このZIP!に…いやGAPにファンはやられるのだろうな。特にこの方は手足も長く、ステージ映えする。
ステージ映えするといえば、この2人も忘れちゃいけない。浜崎の後は、赤の流星の2人がお出まし。シックな黒衣装に着替えた2人が「Perfect Doll」を披露。脇が低音パート、上西が高音パートを歌い分け、それぞれの歌声の個性を生かしたハモリ方で持ち味を出していた。
クールな脇の姿を見たと思ったら、早着替えを済ませ櫻井、浜崎との三姉妹で「BEGIN THE 綺麗 -Rearranged ver.-」をキュートにパフォーマンス。
おそろいのシャツでフィギュアスケートのようにクルクル回る姿が印象的だった。
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