最近は、作品の評価もネットニュースで取り上げられることが多いが、演じ手、作り手という立場の2人はそれをどう捉えているのか。
北川「私は“バズったもの勝ち”というとおかしいかもしれませんが、バズる分にはいいかなと思ってます」
野木「良くないバズり方はしたくないけどね(苦笑)」
北川「そうですね(笑)。でも結果として、それで話題になって、途中からでも見ようかなと思ってくれる人が増えたらいいなと」
野木「私はドラマの感想を言うのは自由ですし、好きにつぶやいてもらえたらと思いますね。ただ今回のドラマでも描いてますが、それがエスカレートして暴力になっていくことや、出どころの分からないデマが頻繁に拡散するのは、問題かなと」
北川「確かに…」
野木「ネットはもう私たちの生活に当たり前のようにあって、今後なくなることもないじゃないですか。なので、そこの好悪を言ってもしょうがないと思っています」
北川「自分だけ使わないぞ、と時代と逆行しても仕方ないですもんね。ただ、いい意見をたくさん拡散させてほしいです(笑)。ネットの前評判や第1話放送後の感想が良くなかったりすると、『見るのをやめよう』って思う方もいると思うんです。それが一番残念な気がしていて」
野木「できれば自分で見てから決めてほしいですよね」
北川「私は慎重な性格で、マスメディアの報道や情報には必ず偏りがあると思っていて。同じ事柄を取り扱っていても、スタンスや斬り込む角度はメディアによって違うので、それを鵜呑みにせずに見抜く力を養いたいなと思っています。『ネットが怖いんじゃない、取り扱う人間の問題』というのは、今回の作品のメッセージでもあると思います」
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