日本の総人口を超えるスマホが存在するという現代。本作では麻美の身に起きることを通して、SNS社会の危うさが浮き彫りにされていく。
北川「私自身はSNSもやっていないし、スマホは仕事の連絡で使うぐらい。なので、『ガラケーにしなさい』と言われても全然困らないかな」
千葉「僕も同じですね。スマホはできることが多過ぎて、逆に煩わしく思ってしまうときもあります。グループLINEとかも、30分で50件とか来るときがありますよね。通知オフにしちゃいますけど」
田中「僕はグループLINEに短時間でめちゃくちゃメッセージを送るタイプですね(笑)。一人で延々50件ぐらい送ったりするからね」
北川「この映画でグループLINEを作らなくて良かった(笑)」
身に覚えのないクレジットカードの請求や、ネットストーキング。さらには黒髪の女性を狙った連続殺人事件までが絡み、物語は予想もつかない展開を迎える。
北川「完成した映画を見て、自分が出ていないシーンが面白かったです。麻美は、緊迫感のあるシーンが多かったので、全体的に重い映画かと思っていたら、違う映画と思うぐらい雰囲気の違う場面もあって。なので、怖い映画が苦手な人にも楽しんでいただける作品になったと思います」
千葉「劇的なホラーの表現というより、人間の闇がじわじわと明らかになっていく感じが面白かったです」
田中「僕は壮大なラブストーリーになっているのがいいなと思いました。確かに怖いのが苦手な人も楽しめる映画だと思うので、ぜひ劇場へ!」
取材・文=馬場英美
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