譜久村聖、生田衣梨奈、飯窪春菜がパジャマトーク！　仕事編①「自分たちがモーニング娘。を失速させちゃいけない」【ハロプロ誕生20周年記念連載】

飯窪「大きく変わったのは、道重さゆみさんが卒業されてから。9期10期の世代だと思うんですけど、道重さんが卒業されて初めてのツアーは初日に皆が泣きましたね。気合い入れのときにプレッシャーもありますし、頑張らなきゃっていう気持ちで。今からファンの皆さんの前でこのメンバーでパフォーマンスするっていう」

譜久村「道重さんが卒業した後の春のツアーは、やっぱり何か自分たちだけでやりきったっていう感じがありました。そのあたりの期間って、毎日気が張っていたので、最終日を迎えたときにぶわ～って一気にほぐれましたね」

飯窪「このツアーは12期にとって初のツアーということもあって、すごい緊張感があったんです。自分たちがモーニング娘。を失速させちゃいけないっていう思いもありますし、コンサートで先輩方の楽曲をパフォーマンスするときも、完成度の高さが先輩たちのオリジナルと違ってきちゃったりすることにも葛藤がありました。でも、ただのコピーにならないようにお届けしなきゃいけないっていうのがあったので、どうやったら自分たちらしく見せられるのかなっていうのは何度も何度も話し合いましたね」

譜久村「何か達成感というか、私たちって加入当時に怒られてきたりとか試練が多かった分、自分たちに自信がなかった。だから先輩がいなくても、自分たちだけでやっていけるかっていう不安な気持ちもあったんです。そこから別に“大丈夫”って変われたわけではないんですけど、ここからまた頑張ろう、このメンバーで頑張ろう！って思えた瞬間でしたね。皆が自分のためじゃなくて、モーニング娘。のために動けた時期なのかなって思います」

生田「私は、このころキャラがすごく瞑想してたな(笑)。魔法だったりとか。でも、その魔法のおかげでバラエティー番組にも出させてもらったりもしたので、そういう意味ではよかったのかなって。魔法の子や世界一のアイドルの子って覚えてもらったりして、私のなかでモーニング娘。を知らない人でも魔法の子は知っているっていう人がすごく増えた時期。誰か一人が飛びぬけて名前を憶えてもらわなきゃいけないっていうのがあったので、そういう意味ではグループのためにっていう気持ちで頑張りましたね」