5人がステージに姿を見せると、客席からは「KONTA!」「杏子!」「イマサ!」「エンリケ!」「コイソ!」とそれぞれのメンバーの名を呼ぶ声が次々と上がる。
それを聞いたリリーは「お気持ち分かりますよ。どんどん声を出していただきたい」とどこかうれしげだった。
演奏したのは昭和最後の年にリリースされた「目を閉じておいでよ」と、1987年の「女ぎつね on the Run」の2曲。
その生演奏は、KONTAのハイトーンボーカルにソプラノ・サックス、杏子のスカートプレー、イマサのギターのリフにカッティング、長身エンリケの存在感ある凄腕ベース、コイソの安定感あるドラムと、往年のままの見事なバンドアンサンブル。
会場の声はどんどん大きくなり、向井、TOSHI-LOW、RONZIも手を振り上げて楽曲に乗り、口ずさむという熱狂が繰り広げられた。
演奏が終わり、3人とともにスタンディングオベーションで讃えたリリーは、「ちょっと…」という一言で、言葉にできない感動を示した。そして「腰骨にくるサウンドですね」と5人の演奏を表現した。「ホントもう、明日からツアーに出てもらいたい」とコメントすると、会場からは大きな拍手が起こった。
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