10月27日、東京国際フォーラム・ホールAで「井上芳雄 by MYSELF スペシャルライブ」が行われた。このライブは、ミュージカル界のプリンス・井上芳雄が出演するTBSラジオ「井上芳雄 by MYSELF」(毎週日曜夜10:00~放送)発のイベントで、2017年に続く2度目の開催となった。
「ラジオ番組をそのままステージに持ち込む」というコンセプトの下、井上の他、番組にも出演するピアニスト・大貫祐一郎(音楽監督・編曲・ピアノ)らが出演。そしてスペシャルゲストも迎え、華やかなステージが繰り広げられた。
この日のスペシャルゲストは、2017年の「井上芳雄 by MYSELF スペシャルライブ」にも出演した田代万里生と、テレビなどで井上との共演も多い乃木坂46・生田絵梨花。
開演のアナウンス&TBSラジオの時報音とともに幕が上がると、ステージにはラジオ風のブースが用意されている。そこには井上と「井上芳雄 by MYSELF」の秋山瞬ディレクター、そして少し離れて大貫の姿が。
まずはライブのコンセプトについて語り始めるが、井上は「山崎育三郎さんが今年、ほとんど同じようなコンセプトでライブを。しかも僕たちよりも前に。
ゲストの生田さんもまさかのかぶり。あとでどうだったか聞いてみましょう」とのっけから攻撃的なコメントを。
さらに、大貫の他、バンドメンバーも「半数以上髪を切ったり、色を入れたり」したことを明かし、「運命の人を探そうとしてます?」とツッコんでみたりと、2回目のスペシャルライブもバタバタとスタートした。
オープニングナンバーは、番組テーマ曲を、大貫が一曲に仕立て上げた「Jumpin’up by MYSELF」。この日のライブへの思いを歌詞に盛り込んだバージョンで、陽気に歌った。
続いては、7月に井上がリリースしたアルバム『幸せのピース』にも収録の2曲を。
椎名林檎の「人生は夢だらけ」とミュージカル「ディア・エヴァン・ハンセン」から「Waving Through a Window」。
「Waving Through a Window」はアルバムとは異なる解釈(感情)を入れての歌唱にチャレンジした。
この2曲の後のブーストークでは、「(番組で)大貫さんが最近、僕と張るくらい話す」と井上が指摘する中、トークに応じていた大貫から「弾くの忘れてた」という一言が。
「BGMを生で奏でる」というコンセプトがすっかり忘れ去られ、それを秋山Dも指摘せずに進行するという光景は、会場の笑いを誘った。
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