第5週が放送中の連続ドラマ小説「まんぷく」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。
10月29日放送の第26回では、食料を手に入れるためにお金を作ろうと、持っていた着物を売るために闇市に行った福子(安藤サクラ)らの前に、戦後をたくましく生き抜いている世良(桐谷健太)が再登場。
戦後の厳しい世界の中で、「不公平なことが当たり前やのにそれに文句を言うとる時点で、もうあかんのです」と現実的なことをちゃんと萬平(長谷川博己)、福子らに伝える世良の姿に、SNSでは「心に刺さるわ…」「きれい事だけじゃないよね。ぐっときた」と話題に。
しかしこれまで、萬平が捕まり福子に助けを求められた時、屋台で萬平と共にラーメンを一緒に食べた過去から「親友や」と言ったにもかかわらず、自分に得がないと分かると「ラーメン一緒に食べただけや!」と手のひら返しをするなど、福子だけでなく視聴者を戸惑わせてきた世良。
そんな世良を演じる桐谷が、本作への出演が決まったときの気持ちや、役作り、現場の印象などを語った。
本作への出演が決まった時のことを「実は、事務所の社長が“朝ドラ”に出演させたいとずっと言っていたので、今回出演が叶って、社長がすごく喜んでくれたんです。それがうれしかったですね(笑)。国民的ドラマではありますが、特にプレッシャーを感じてはいないです」と振り返る桐谷。
掴みどころがなく視聴者をも困惑させる行動を取ったりする世良について、「世良は、常に“いま”の自分に正直に生きている男。福子のせりふに『世良さんが分からなくなった』とあるのですが、それは、一見、世良がつじつまの合わない行動をしているようでも、すべてそのときどきの正直な気持ちによって動いているだけなんです」と分析。
また、「例えば、昨日良いと思っていなかったことでも、今日の自分が良いと思えたら、素直に行動に移すことができる人。他人から『ウソつきやん』って言われるかもしれませんが、『いや昨日と今日は違うんだ、時代は変わっているんですよ』と素直にそう言える、人の目を気にせず生きてる人だと思います」と語る。
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