若手俳優集団D-BOYSが出演する舞台「ラストゲーム」が8月26日、都内で初日を迎え、出演者の瀬戸康史、鈴木裕樹、柳浩太郎、足立理、高橋龍輝、三上真史、牧田哲也、橋本汰斗、中川真吾、碓井将大、山崎育三郎が本番前に囲み取材に応じた。
本舞台は、’08年に初演され話題を集めたステージを新たなキャストで再演したもの。戦時中、「野球」が敵国のスポーツとして弾圧を受ける中で、出征前に最後の早慶戦を実現させようと必死の努力を続けた若者たちの熱い思いを描いた感動ストーリーだ。
主役の早稲田野球部部員・相本を演じた瀬戸は「2年前の公演の改善ができているところが見どころです。時代は違うけれど、今自分が役者をやってがんばっている姿と、野球部員たちの姿は共通していると思うので、そこに共感してもらいたいです」と作品への思いを。
瀬戸とのW主演として早稲田野球部部員・笠井にキャスティングされていた中村優一が、持病の腰痛悪化のために降板となり、前回の公演で同役を演じた鈴木が代役に抜てきされた。鈴木は「ファンの方には申し訳ないと思います。でも、優一が一番悔しかったと思う。僕としては、2年前は満足のいくできではなかったのでリベンジするつもりです。キャストなど変わっているところはあるけれど、軸となる気持ちは2年前より強くなっていると思います」と意気込みを語った。
また、ミュージカル界きっての若手実力派・山崎が客演に迎えられ、現代の早稲田大学の学生を演じる。山崎は「普段は年上の方との共演が多いのですが、今回は同世代や年下の方がばかり。みんな役者魂が強くて、それを見て自分も頑張らなきゃという気持ちです」と刺激を受けている様子。
一方、山崎と共に現代の慶応大学の学生を演じる柳は、自身の見どころについて「休憩になる直前におれから出るスペシャルコメントが、一番力が入るところかな」とアピールするも言葉が足りず、困惑する司会のSOSを受けた山崎が、「一幕と二幕の休憩に入る直前に、柳さんがアドリブで自分が思ったことをしゃべります。ここは彼が一番力を入れているところなので、注目していただけると楽しめると思います」と、的確に柳の思いを代弁するなど、息のあった様子を見せた。
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