石川恋「黄昏流星群―」撮影を振り返る『演じながらどんどん美咲の本音が見えてきた』

2018/11/14 07:00 配信

ドラマ インタビュー

好きな感情に年齢って関係ない


美咲(石川恋)と戸浪(高田純次)の禁断の恋を知った完治(佐々木蔵之介)は思い悩む(C)フジテレビ


――第4話(11月1日放送)では美咲の衝撃的な事実が発覚しましたね。

不倫自体はなかなか肯定はできないのですが、人を好きになってしまう気持ちや、自分にないものを持っている人に引かれる気持ちは、ごく自然なことなんだなって思いました。あらがえないんだなーって…。

でも、私は理性を抑えられる大人の女性になりたいと、美咲をやったからこそ思いました。

――美咲はどうして先生に引かれたと思いますか?

一番は小さい頃からお父さんが家にいなくて、お父さんっていう存在をもっと感じたかったという少しファザコン的な部分があるからだと思います。

それと裏設定的な部分で、昔美咲は体が弱くて長い間外に出られない期間があって、周りの子と同じように遊べなかったという過去を持っているんです。

精神的には大人に育ったのですが、自分が閉じこもってきたぶん、先生がいろんな国に行く方なので、そういう自分とは正反対のところに引かれたのかなって。

そこを考えるのはすごく私も難しくて。どういう人だったら引かれるのかなっていうのをたくさん考えました。

先生役の(高田)純次さんとは何回も同じシーンがあったわけではないのですが、すごく紳士的で優しくて。演じていて感じたのは、好きな感情に年齢って関係ないのかなっていうことです。

年はどんどん取っていくけれど、純粋な気持ちって実は誰もが変わらず心の中にあるのかなって。そんなところに美咲は引かれたのかなと思います。