中村アン演じる玉井伽耶子は、頭の回転が速く有能な秘書。その手腕で、他者を寄せ付けない甲斐からも絶大な信頼を得ている。
「甲斐は検事時代に伽耶子と出会い、そのまま秘書として雇い、今に至っています。伽耶子は年齢不詳という設定です。当初、台本には全員の年齢を書いていたのですが、伽耶子だけはクエスチョンマークを入れていました。
もう一つの裏設定として、伽耶子は甲斐と10年前に一度だけ男女の関係を持っています。ただ、それを続けたら仕事上の関係が保てなくなると思い、暗黙の了解でお互い二度としないと決めています。原作でもそうですが、お互いに気持ちはあるものの、仕事上の良きパートナーという今の関係をベストとしています」
作中ではミステリアスな魅力を放っており、アメリカ版でも人気の高いドナ役にあたる伽耶子。この役を演じる女優として、中村はキャラクターに似通った魅力を持ち合わせている。
「シーズン6まで拝見して、ドナという役は本当に深いと感じました。年齢が不詳という役なので、若くも見えるし、意外と大人にも見える幅の広さを持つ方がいいと思ったんです。また、アメリカのプロデューサーが『ドナはニューヨークのどんなビジネスマンよりも優秀だ』とおっしゃっていて、その雰囲気を表現できる方として中村さんが浮かびました。中村さんはプライベートでも体を鍛えていたり、すごくストイックで、ドナ役にうってつけです」
現場での中村は、気さくな態度で雰囲気をまとめる存在として重宝されているそう。
「撮影以外でも、織田さんをうまく立てながら、まるで甲斐と伽耶子のようなやり取りを繰り広げています。本作では、私から“宣伝隊長”をお願いしたのですが、未経験だったインスタライブへ参加していただいたり、SNS動画等を積極的に駆使し展開してくれています。その様子を織田さんが見て飛び入り参加してくれたりなど、非常にいい流れを作ってくださる方です」
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