――「冬の陣」のお市について。「ふしぎ遊戯」が終わってすぐですが、舞台から舞台というのも初めての経験ですよね。2週間あるかないかという稽古期間の中で、どういう取り組みをされていますか?
私にとって、やっぱり「信長の野望」って他の舞台よりすごく難しくって。台詞量で言ったらそんなに多いわけじゃないんですけど、なかなか覚えられない自分に戸惑ってます(取材、10月下旬)。
「ふしぎ遊戯」は元々原作が大好きでストーリーが入っているというのもあったし、現代語だから掛け合いになってもすぐに次の台詞を思い出せたんですけど、「信長の野望」は言葉が時代物だから、それでぶわーっと言われると一瞬頭が止まるんですよ。使ったことがない言葉だから、「某(それがし)が」って言われても、「某は自分」っていう風に変換で遅れちゃって。
――聞きなれない言葉に反応が遅れるというのは、前回も話されていましたね。
そうなんですよ。いつもだったら覚えは早くてすぐに入るんですけど、「信長の野望」はまだ「何だっけ?」っていう間ができちゃって。でも、合流してみたらまだ殺陣稽古を集中的にしている段階で、芝居の稽古はまだそんなにしてないよっていうことだったので、ちょっとひと安心かな。もちろん、みんなはもう台本を持たずに稽古してて「やば!」って思いましたけど、よくよく考えたら私は来てまだ3日目だぞって。「まだ大丈夫!」って勝手に安らいでます。
今回は歌を3曲も用意してもらったので、歌だけは先に覚えないとと思って、今はまず台詞よりも歌を頑張ってます。
――3曲というのは「冬の陣」での新しい曲ですか?
3曲中、オープニングパフォーマンスの1曲は前回で歌った主題歌なんですが、メロディと歌詞が変わって「春の陣」とはまた違うバージョンの歌になってます。私が歌っている時に武将たちが殺陣や踊りを見せるんですけど、その動きも「春の陣」から変わってるので、初めて見に来られる方はもちろんですけど、今回はこういう風になってるんだって見られるシーンになっています。
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