桜井日奈子、2018年に心境の変化!「何が出るか分からない女優」を目指す

2018/11/05 07:00 配信

映画 インタビュー

今後の目標は「いっぱいありますよ~!(笑)」とちゃめっ気たっぷりに語った


ダークな作品も興味あり


――佐藤監督は公開中の映画「累 -かさね-」も手掛けられています。ダークな作品への興味は?

すごくあります! それこそ、私は「累 -かさね-」を鑑賞したタイミングで佐藤監督にお会いしているんですけど「ヒナコはもっと悪い女を演じたら面白そうだな」と言っていただいて(笑)。

そんなことを言っていただいたのは、初めてだったので、うれしかったですね。

悪い女を演じるときは、ぜひ佐藤監督にお願いしたいです(笑)。監督の中ではいろいろと想像できていて、どこかで見抜かれている部分もきっとあると思いますし(笑)。挑戦してみたいです。

――女優として、明確な目標は設定されていますか? 例えば朝ドラ(連続テレビ小説)で主演など。

いっぱいありますよ~!(笑) 「ういらぶ。」もそうですし、「ママレード・ボーイ」もそうなんですけど、作品を一つ一つ終えて進んでいくうちに、目標って、いっぱい出てくるんです。

例えば「こういう方と共演したい」とか。朝ドラも出たいと思いますし、「連ドラ主演やりたい!」とか、たくさん出てきています。

目標を絶対にクリアしようと思うので、一つ一つを紙に書き出して、壁に貼っているんです。私は言霊をちょっと信じていて、かなえたい夢は文字にしていこうというスタンスなので。でもこの間、貼ってあるのをすっかり忘れて、お母さんを家に呼んじゃったことがあって、ワー!って全部取りました(笑)。やっぱり、見られるのはちょっと恥ずかしいですね(笑)。

作品を経験したことで、女優として成長したところは?


――公式ファンクラブサイトの開設があった他、カレンダーの発売も控えていますね。2018年はどんな年になりましたか?

2018年も、新しい初めての経験をたくさんしたので、成長の年だったなと感じています。2019年も、もっと成長したいと思っています。まだ経験していない初めてのことがたくさんあるので、頑張っていきたいです!

――逆にやり残したな…と感じていることはありますか?

プライベートですね。お休みはあるんですけど、それを充実させられているかには疑問な部分があって(笑)。一人カラオケとか、一人映画とか、同じようなことを毎回してしまっているので、一人で遠出するとか、電車に乗って遠くまで行くとか…。

自分の人生をいろいろと積んでいかないと、女優さんとしての幅が広がらないと思うので、プライベートでも、もっといろいろな経験をしていきたいなと考えています。

伊藤健太郎との場面カット(C)2018「ういらぶ。」製作委員会 (C)星森ゆきも/小学館


――では、最後に。新たな発見をしたり、壁に直面したこともあった「ういらぶ。」は、桜井さんにとって、どんな作品になりましたか?

私が演じた優羽ちゃんは、世間の人が「桜井日奈子って、こういう子だよね」とイメージするキャラクターに近いのかなと感じているんです。でも実は、自分とは全然違うし、真逆だと思っています(笑)。

なので、この作品のイメージを付けていただいた上で、「実は全然違うんだよ?」という作品を、またどこかでできたらと思っています。

「ういらぶ。」は、世間が思う「ザ・桜井日奈子」は、こうなのかな?という作品でした。「実は違うんだよ。ニシシ」みたいな(笑)。

取材・文・撮影=岸豊