幸子は「過保護のカホコ」(2017年日本テレビ系)で演じたカホコより上のアラサー世代。結婚がダメになって絶望し、振られた元カレにこだわってしまう姿はリアルだ。
「幸子には強くなってほしいですね。じつは私から見ると、俊吾ってあまりいい男性には思えない。それなら後輩の小林くん(葉山奨之)もいるし、今後、出てくる幼なじみの梶くんなんて、めっちゃいい人なんですよ。絶対そっちのほうが幸せなのに(笑)。だから、幸子には男を見る目を養ってほしい! 原作漫画が連載中なので、最終回の結末はドラマオリジナルの展開になりましたが、幸子に幸せになってほしい私としては、とても気に入っているんです」
次々に登場する料理も見どころ。これまで忘却グルメと認定されたのは「ごぼうビーフ」と「おにぎり」。第3話では「麻辣刀削麺」にチャレンジした。
「全12話分のグルメ、本当に全てが美味でした。それをいかにおいしそうに食べるかというのが単発ドラマ版からの課題だったんですが、撮影は真夏。食べるシーンが多くてとにかく必死でした。おいしく見せる演技の技術は発見できず、けっきょく照明だなって!(笑)。ライティングは大事!」
同じテレビ東京系で「孤独のグルメ」シリーズに主演する松重豊に遭遇し、「食べるコツを教えてください」とお願いしたら「絶対に内緒」と言われてしまったとか。
「映像的にあったかい料理は湯気も立ってシズル感が出るし、おいしく見えやすいんですが、逆に冷たい料理は難しいんだなと思いました。撮影で宮崎ロケに出掛け、冷や汁を食べたんですが、冷たいから伝え方に苦労して…。こんなにおいしいのに!って」
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