チーフディレクターが語る堂本光一&井上芳雄の「SONGS」裏側

2018/11/03 08:00 配信

音楽

【写真を見る」「宿敵がまたとない友」を役としてではなく、“堂本光一と井上芳雄”として歌う2人(C)NHK


光一自らの選曲、井上のスペシャルな衣装


「『―SHOCK』からの楽曲『Dancing On Broadway』は、光一さん自身の選曲。芳雄さんは『エリザベート』から『最後のダンス』を、これは完全SPバージョンで披露。前回('16年)SONGS出演時には『エリザベート』の曲はなかったですし、芳雄さんのデビュー作からの曲をぜひ、と希望しました。衣装も『エリザベート』の世界をイメージして今回のためだけに作ったものです。『ナイツ・テイル―』のメドレーは出演者でもある大澄賢也さんがステージングを担当。『宿敵がまたとない友』に関しては収録当日、光一さん・芳雄さん・私の3人であれこれ意見を出し合いながら動きを決めていきました。ちなみにこの曲はあえてステージ衣装を使わずに、“堂本光一井上芳雄”として歌っていただいたのですが、後日光一さんは『パラモン(井上の役名)ではなくて“井上芳雄”が目の前で歌っている』ことに、なぜか緊張した!と話していました。あれだけ普段から仲がいいのに不思議ですね(笑)」

“王子”のための“SONGSシアター”


「今回はいわば“SONGSシアター”というような劇場をスタジオ内に作りました。大掛かりなセット転換はなく、照明で見せ方を変えていくようなイメージ。『ナイツ・テイル―』と『―SHOCK』の楽曲に関してはお引っ越し公演といった感じで、総勢45人ほどのカンパニーと、衣装からメークまでそのまま作品の世界を持ち込んでいただきました。オーケストラは主に『ナイツ・テイル─』で演奏していらっしゃる方々。なので当日は入館者が100人超えてましたね。光一さんは風邪気味だったので心配したのですが全曲ともワンテークでOKでした」

上甲薫

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