<試写室>「コントの日」ビートたけしらが送る、“リアル平成世代”にも響くコントたち

2018/11/03 10:00 配信

バラエティー

ビートたけしが「日本コント協会」会長に就任(C)NHK

「コントの日」は「NHK紅白歌合戦」のようなイベントに?


同番組の収録時に行われた囲み取材にて、たけしは「NHKから連絡をもらったときは内心、縛りがキツくて好きなコントができないんだろうな、評判落とすだけかなって嫌な予感がしてたんだけど、いざやってみたら、真面目だなと。“真面目”っていうのは“不真面目”ってことですけどね。わりかし自由にやらせてもらえる感じだった」とコメントしていた。

豪華なセット、キャストを揃えた2時間半のコント番組は今の御時世、視聴率が関係ないNHKでしかできないかもしれない。一方で、企業CMをパロディーにした劇団ひとりの「CM集」は、NHKのイメージをいい意味で壊しているとも思える。

そう考えると、もはやコントに「NHKか、そうじゃないか」は関係ないのだ。

たけしはさらに、「『コントの日』という番組が毎年続いて、『(NHK)紅白歌合戦』のような大きいイベントになっていって、『コントの日』に出られることが一つのステータスになるような地盤が作れたら名誉なこと。まずは来年もやれるかどうかの勝負だね。来年もあれば、みんなに支持されてるってことだから」と語っている。

いつか、肌寒くなってきたら「あ~また『コントの日』の季節だね」と渋谷に集まった若者たちがささやき合う日がくるかもしれない。そんな未来に期待して言いたい。間違いなく、コントは文化だ!