――撮影現場でも笑いが起きていましたね。
遠藤:俺は芝居中に笑い転げちゃって。平常に戻してもまた吹いちゃったり(笑)。
――撮影現場はライブ感があるんでしょうか?
遠藤:ゲストがぶっ込んでくるんで、なんとか耐えられたこともあるけど、もう無理って吹きまくっちゃってます(笑)。
宮藤:現場の空気が引きだしているんでしょうね、ゲストが「何かしなきゃ」とか「何かできる」っていう。あと、撮り方も普通のドラマと違って、最初から最後まで通して撮影するので普通の緊張感と違う部分もあると思います。
書いているときから、ある程度は想定しているのですが、伊藤さんと話していたのは、いかに派手にアクションするかに懸かっているというか、いかに真面目にばかなことを言うか、真面目に言わないと面白くないなと思っていたし。
――今回、当て書きされたということですが、諸井刑事のことを「便器のような顔」と表現したことについてはいかがですか?
宮藤:それは違いますよ、「毒舌な女の人」という設定だったから、そっちに(当て書き)したんで、便器のような顔ってことを当て書きしたんじゃなくて、でも自分で書いててひどいなって、なんかすみません…(笑)。
――遠藤さんとしても不思議なスタンスだと思いますが、いかがでしたか?
遠藤:ほんとに勉強になりましたよ。“便器みたいな顔”って、俺もそれっぽく見えるのかなって思いました(笑)。“アジアの痩せこけた野良犬のような”っていうのも、俺自分でもそう思ってたんだよね、頬のこけ方とか(笑)。
宮藤:いや、それはネタの一つで。なんかすいません…(笑)。
――遠藤さんも楽しみながらお芝居されてたんですか?
遠藤:台本を読んでいるときが一番楽しんでたかな。でも俺ほんとにゲラだから、撮影ではとにかく吹かないようにしないといけなくて。台本でもゲラゲラ笑っちゃうのに、それが実際に撮影になると余計おかしくなるからね。でもそうやって振り回される作品でいいのかなと思ってやっていました。
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