「ここには愛しかありません!」MONGOL800がファンに感謝!<WWW!! 18>

2018/11/07 16:49 配信

音楽

2年ぶりの「WWW!!」を開催したMONGOL800

11月3日(土)、4日(日)沖縄県豊見城市の「美らSUNビーチ」特設会場にてMONGOL800(通称:モンパチ)が主催する野外音楽フェス「MONGOL800 ga FESTIVAL What a Wonderful World!! 18'」が開催された。

初日に引き続き2日目も朝から小雨が降るあいにくの空模様だったが、雨にも負けずライブはスタート。MONGOL800と打首獄門同好会がオープニングを飾り、ライブ前半は山嵐、The Birthday、PUFFYといった豪華な顔ぶれが揃い、ビーチステージでは沖縄出身のかりゆし58ときいやま商店が登場し、地元色豊かなエネルギッシュなステージを繰り広げた。

ライブ中盤、ほら貝を吹く音が響き渡る中、「どうもケビン・コスナーです」と、ステージに登場したのはレキシ。「狩りから稲作へ」では、観客から無数の稲穂が揺らされ、田んぼと化した客席を見渡しながら「稲穂降るのは良いけどせめて袋から出せ!あとススキの奴がいる!もはや稲穂じゃねー!」とツッこみと観客は大爆笑に包まれ、ステージは終始、レキシワールドをさく裂させていた。

「あれ?ここ沖縄ですよね?俺の知ってる沖縄はこんなもんじゃねーぞ、かかってこい沖縄!」とあおってきたのはサンボマスター。雨が上がり快晴となった空を眺めながら山口隆は「沖縄に太陽出てきたぞ。この太陽が沈む前に沖縄の本気を見せてもらいましょう!」叫ぶと「ミラクルをキミとおこしたいんです」を熱唱。さらにマキシマム ザ ホルモンのナヲと、MAN WITH A MISSIONのTokyo Tanakaを呼び込み「できっこないを やらなくちゃ」を一緒に大合唱し、会場の熱気も最高潮に。「ずっと呼んでもらってこんな光栄なことはない。沖縄ありがとうございました!」と最後は、名残惜しそうにステージを後にした。

その後、オープニングから「大迷惑」「スターな男」「ペケペケ」と80~90年代のナンバーで飛ばしたUNICORNの奥田民生は「どうも具志堅です!今日はもう広島のことを気にしなくていいので、ライブに集中して頑張ります!」と沖縄と野球ネタのMCで観客を笑わせた。UNICORNの興奮冷めやらぬままこのフェス初出演となるMAN WITH A MISSIONが姿を現すと待ち侘びていた観客は大絶叫。「Take Me Under」「Raise your flag」といった疾走感あふれる楽曲を披露。「2045」になだれ込むと、数万人が一斉にジャンプ。地面が揺れ、客席からは湯気が立ち上り、会場はヒートアップしたまま、Dragon Ashのステージに突入した。

Dragon Ashは、MONGOL800の「小さな恋のうた」で観客の心をわしづかみにし、「Mix It Up」やhideの「ROCKET DIVE」を歌い上げ、「平成が終わっちまうぞ、お前ら!」とあおるKjに答え観客が一斉にタオルを振り回し始めると、Kjも思わず「音楽、楽しいなー!!」とステージを盛り上げる。Dragon Ashとファンがひとつになるには欠かせない「FANTASISTA」で会場のボルテージは最高潮に。踊り狂う観客を眺めながらKjは「俺が一番楽しんでる自信あるけどね、お前らグチャグチャになっちゃえよ!」と全6曲を見事に歌い上げた。

そしていよいよ主催者でもあるMONGOL800が2日目の大トリとしてステージへ。上江洲清作の「遊びましょー!」の雄叫びと共に「小さな恋のうた」でスタートを切り、「平成最後の夏にモンパチの二十歳の成人式も合わせてパーティーしようぜ。この会場には愛しかありません!」とファンへ感謝の気持ちを伝えながら「PARTY」と「Love song」を熱唱。MCでは2009年から始まったフェスが幾度も雨に降られ、台風で中止となったこともあると振り返り「毎回なんでこんなにドラマチックなのか。今回開催できて本当に良かった」としみじみと語ると会場からは温かい拍手が送られた。

また、安室奈美恵の引退コンサートに出演した際のエピソードを語り、「頼まれてもいないけど、この歌は俺らが引き継いでいこうと勝手に思っているので俺らを安室ちゃんだと思って楽しんで下さい」と北谷町の栄口青年会のエイサー隊と共に、モンパチバージョンにアレンジされた「TRY ME~私を信じて~」を披露。アンコールでは「まだまだ帰りたくない。遊びましょう!」と「あなたに」「OKINAWA CALLING」と新曲「honeymoon」を熱唱。最後は出演者をステージに呼び込み、「DON'T WORRY BE HAPPY」でエンディング。「次は2年後の2020年に会いましょう!」とキヨサクが締めくくると会場からは大きな歓声と拍手が送られ、2日間に渡る熱気溢れるステージは大盛況のなか、幕を閉じた。