岡田将生の“怒号”に視聴者感涙!7年越しの“熱い友情”に「最高すぎた」の声<昭和元禄落語心中>

2018/11/10 08:48 配信

ドラマ

【写真を見る】助六(山崎育三郎)の背中にすがりつく菊比古(岡田将生)、まるで男女の別れのシーンのよう…(C)NHK


岡田将生主演のドラマ「昭和元禄落語心中」(毎週金曜夜10:00-10:45、NHK総合)第5回「決別」が11月9日(金)に放送された。八代目八雲襲名を嘱望される菊比古(のちの八代目有楽亭八雲、岡田)と、破門され落語の世界からはじき出された助六(山崎育三郎)。まったく立場が変わってしまった2人の別れと7年越しの再会に、視聴者から感動の声が上がっている。(以下、ネタバレがあります)

昭和元禄落語心中」は、雲田はるこの同名漫画を原作としたヒューマンミステリー。昭和の落語界を舞台に、主人公の八代目有楽亭八雲(岡田)を始め、芸の世界に身を投じた人々の生きざまを描く。

第5回で描かれたのは、菊比古と助六の運命の分かれ道。真打昇進後めきめきと人気を上げる菊比古とはうらはらに、助六は破門されてみよ吉(大政絢)とともにぷっつりと消息を絶った。

2人の“決別”


第5回。破門された助六は、落語の世界から遠ざかっていく(C)NHK


いなくなる前の晩、「別れを言いにきた。しばらく東京を離れる」と菊比古のもとを訪ねた助六。そこで助六は初めて、「俺ぁずっと坊がうらやましかった」と、菊比古への複雑な思いを口にした。

これまでまったく見せることのなかった弱みを初めて見せた助六。挫折をにじませるその背中にすがる菊比古。菊比古の「この背中をずっと憧れの目で見てきたのです」というモノローグがかぶさった。お互いがうらやましく、嫉妬し合い、それでもなによりお互いの人間に惚れ抜いてきた2人の“決別”だった。

男女の別れよりも切実で悲痛な別れのシーンに、視聴者から上がったのは「太陽みたいに輝いていた助六の変わりようにドキッとした」の声や、「泣きながら助六を引き留めようとする菊比古。みっともなくすがりつく姿が美しい」「菊比古と助六が、大切な絆を自分たちの手で引きちぎってる。そのつらさに心がひりひりする」「助六に落語をやらせてやりたい菊比古の思いがつらい」といった声。親友であり、兄弟であり、ライバルであり、純愛のようでもあった2人の絆は、ここで断たれたと思われた。