和田雅成の身も心もボロボロに!転機になった作品とは?【和田雅成web限定連載】

2018/11/12 20:36 配信

2.5次元

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それから「薄桜鬼」は“新撰組”をモチーフとした作品なので、僕が出演した「土方歳三篇」でも土方の同志である隊士たちが一人一人、命を落としていってしまうんです。僕は土方を演じる身として、そのさまをまざまざと見せられて、「心がもたんわ」と思ってしまって…。加えて、約3時間の公演が一日二公演。つまり計6時間は舞台上に立って、それが4日間にわたって続いた。それが結構身体と心に響いてしまって、大千秋楽のお昼公演(前楽)で出ちゃったんです。と言っても、舞台上ではもちろん大丈夫だったと思いますよ! ただ、今回の「薄桜鬼」は二幕構成で、一幕でも戦うシーンが多いのに、二幕ではボロッボロになるまで戦わなければいけない。それで僕は一幕が終わっても、集中力を切らしたくないから絶対舞台袖にいるようにしているんです。そうして二幕が始まるまでの間ずっと作品のことを考えていたら、ふと「この二幕に出て、自分は大丈夫か?」って思った。そんな自問自答を始めてしまうぐらい、その時は身も心もしんどい状態だったんでしょうね。…と、ここまで追い詰められた僕が、どうやって立ち直して舞台に臨んだか。そのお話はまた次回に!