9月2日、舞台「ビリーバー」の公開舞台げいこが東京・世田谷パブリックシアターにて行われた。
舞台「ビリーバー」は、9・11以降の喪失感漂う現代社会を背景に、社会の矛盾や家族の崩壊を乾いたタッチで送る作品。勝村政信、風間俊介、草刈民代、川平慈英をキャストに、サンタクロースを信じる男とその妻、息子等の悲しくも心温まる物語をつづる。
少人数のキャストながらも、草刈や川平が何役も務め、とても4人でやっているとは思えないほどの見ごたえ。ひたすらに途絶えることのない長いせりふも、勝村は簡単にこなし、観客を引き込んでいく。時折、舞台袖から流れるピアノの生演奏も役者たちの演技をより一層引き立てている。
サンタクロースを信じる男・天文学者のハワードを演じる勝村は「けいこ場の雰囲気はよかったですよ。ただ今回の芝居では休むところがあまりないので…殺すつもりかい!っていうような(笑)。ほとんど出っぱなしだったので、けいこ中も息をつく暇がなかったですね」と語った。また、息子役の風間は「ステージ上ではやらないのですが、サッカー好きの共演者ばかりなので、毎日汗だくでサッカーをやっています。今ではリフティングを100回できるようになりました」と舞台裏のエピソード明かした。
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