知的な美丈夫からダークな敵役に…!放送中のドラマ「下町ロケット」(毎週日曜夜9:00-9.54)にトランスミッションメーカー・ギアゴーストの社長、伊丹大役で出演中の歌舞伎役者・尾上菊之助。端正なマスクと穏やかなキャラクターで注目を集めてきたが、11月11日放送の第5話ラストでは一転、主人公・佃公平(阿部寛)らの佃製作所や盟友だったはずの島津裕(イモトアヤコ)をバッサリと切り捨てる冷酷な一面をあらわにし、視聴者に大きな衝撃を与えた。
「下町ロケット」は、池井戸潤の人気小説シリーズを阿部寛主演で映像化し、2015年に大ヒットしたドラマシリーズ。待望の続編となった今作で、佃製作所は宇宙から大地へと視点を変え、トラクターなどのトランスミッション開発を新たな目標に掲げる。
菊之助演じる伊丹は、そんな本作に新たに加わったキャラクター。もともと帝国重工の機械事業部で事業企画を担当していたが、研究職の島津と共に帝国重工を飛び出してギアゴーストを設立。創業5年で年商100億円規模に急成長させた敏腕社長だ。
ドラマ序盤では、じんわりとした人のよさを見せてきた。第3話では佃と共に殿村(立川談春)の田植えを手伝い、「まだまだ改善の余地はある気がします」とトランスミッションの可能性に思いを巡らせた。帰り際には「きょうは本当に来てよかった。佃さんが夢中になる理由が、私にも分かったような気がします」と晴れやかな表情を見せた。
第5話で、佃や弁護士・神谷(恵俊彰)の協力を得て、ケーマシナリーから吹っ掛けられた特許侵害訴訟に立ち向かった伊丹。佃や島津とボウリングをするシーンでは、やきもきする佃を尻目に我流のフォームで淡々とストライクを決め、小さな声で「ヨシーッ」とつぶやくコミカルな演技も。SNSなどでも「菊之助さんかわいい」の声が上がるなどファンを増やし、佃たちの新たな仲間としての地位を確立した…はずだった。
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