撮影で「羽生選手マドラー」の試作品を渡された羽生選手は、「おお! 衣装の細部までこだわっていますね!」と出来栄えに感心した様子。
そのままじっと真剣な目つきで「羽生選手マドラー」の指先や衣装の細部まで確認すると、「よし、僕が技の見本になります。さらに完璧なマドラーを作りましょう!」と自らスタッフへ提案し、「結弦だけに、ユヅれないんですよね(笑)」と、衣装を脱いで、記録用のカメラに向かってマドラーのポーズと同じ体勢を再現した。
さらに、休憩中では「シューーーイッ、ハイドロブレェェェーディング!」とホットガーナを混ぜながら、技の動きを忠実に再現させることに夢中に。
「羽生選手、楽しそうだね!」とスタッフが声を掛けると、「…僕一人で遊んでるみたいですよね(笑)」と、われに返ったように、恥ずかしそうな笑みを浮かべていた。
撮影終了後、羽生選手は「スタッフの皆さんのおかげで、無事に撮影を終えることができました。感謝の気持ちでいっぱいです。僕らがキャストとして出させていただけるのは、黒子役の方々たくさんいてこそだと思います。
今日撮影したWEB動画が公開されたら、いろいろと(スタッフの方々への感謝など)考えながら、拝見したいと思います」と明かした。
また、スケートに関して「昨シーズンまでは、勝ちたいという思いと、勝負に懸ける強い思いがスケートにも表れていました。ですが、今年はスケートを純粋に楽しむ気持ちが生まれてきています。
勝負を楽しむという意味ではなく、自分が挑戦できることを楽しみたいなと思っています」とコメントし、「まずはけがをしないこと。昨年は年末にかけてけがをしてしまった苦い経験があるので、今年はけがをしないこと。そして、基礎体力作りとか、基礎に徹底した自分でいたいなと思っています」とシーズンの目標を告白。
最後に「今シーズンは、スケートをとても楽しんでいる自分と、勝負に対して強い気持ちで挑んでいる両方の自分が見せる ことができるかなと思っています。
昨シーズンまでとは違った、僕の演技の魅力なども皆さんに見ていただけるよう、頑張っていきます!」と意気込みを語った。
なお、羽生選手は11月16日(金)、17日(土)にロシア・モスクワで開催される「フィギュアスケート・グランプリシリーズ」の第5戦ロシア杯に出場予定。演技の方でも表彰台の頂点は“ユヅ”れない。
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