――それぞれの役どころについて教えてください。
長谷川忍:僕は体育教師で見た目もちょっといかついんですけど、ポジション的にはツッコミかなと思ってやってます。あまり役っていう感じではなく…演じるというよりも、みんながどんなことをしてくるのかに頭を回しているので、あまり演技に時間を割けてないかもしれないですね(笑)。
みんなが仕掛けてきてることをこぼさないようにということに気を取られてる感じです。
じろう:僕は未だに何の科目を教えている先生か分かってないんですけど…。
長谷川:あれ、お前何だっけ? 理数系?
じろう:科学の道具があるのでそういう先生なんだろうなって感じなんですけど。気弱な学校に一人は居たような、暗い学生時代を送ってそうで、生徒にも下に見られているけど、なるべくそうならないようにしようとしてるような役です。
普段、僕らのコントでも演じるのは立場の弱い人が多いのでやりにくさはないです。あとは福田さんのお気に入りのあの眼鏡をしていれば良いので(笑)。大体あの眼鏡なんですよ。
長谷川:衣装合わせの時に言われてたもんな。
じろう:衣装合わせの時に「じろう、あの眼鏡持ってきてる?」って。どれだけ衣装さんが眼鏡を用意してくれても、「大丈夫、じろうの自前のがあるから」と言うんですよ。
長谷川:別にじろうはこれじゃなきゃ嫌だなんて一言も言ってないのに、福田さんがこれじゃなきゃ嫌なんですよ(笑)。
じろう:「ニーチェ先生」(2016年、日本テレビほか)でもあれでしたね。
長谷川:舞台の時も着けさせられたもんな。「じろう、あれあるよな?」って。
じろう:福田さん的にはあれさえ掛けてくれればあとは好きにやってくれって感じなんだと思います。
――原作は読まれていましたか?
長谷川:当時、コミックで買って読んでいましたね。三橋がせこくて、伊藤が実直な感じで、僕は三橋が格好良いなって思っていました。あと、短ランの方が好きだなって。中学生くらいだったので、この漫画を読んでいるというステータスがありましたね。
1話にもあった今井が三橋に落とし穴に落とされて上がれなくなった場面で、壁と壁に体を乗せて上がろうとしているコマをよく覚えていますね。今井が面白いやつだなって印象が強いので、太賀くんがやっているのを見て良いなって思います。
じろう:僕も集めてました。自分が弱かったんで、ヤンキー漫画すごい好きだったんですよ。中学生の時はヤンキーにとにかく憧れてました。「今日から俺は!!」も元々は普通だったやつが、転校してデビューするっていう話だったので、その痛快さが好きだったんですよね。
自分も情けないけど、転校したら短ラン着て金髪にしてなにかできるのかなと思っていた記憶があります。
――原作ファンとして、実際に実写化されたのを見ていかがでしたか?
じろう:三橋も伊藤もビジュアルがカチッと決まっていますし、キャラクターも原作プラス、それぞれの良さも入っていて、すごく面白くて良いなと思いました。
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