11月16日放送の「金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)で、映画「カメラを止めるな!」の監督、上田慎一郎の半生を特集。映画出演者の一人が番組と因縁があるといい、中居正広が「金スマ何やってんだよ」とツッコミを入れる一幕があった。
今年大ヒットした映画として紹介された映画「カメラを止めるな!」。当初は都内2館での上映だったが、口コミで評判が広まり、全国346館で上映され興行収入は30億円を突破。
中居は「元々この映画、こんぐらいヒットすると思ってましたか?」と質問すると、上田監督は「いや、まったく。それはもう地球上の誰も想像してなかった」とコメント。
子どもの頃から映画を観るのが大好きだったという上田監督。高校の卒業文集には、将来の夢として世界一の映画監督と記していたことが紹介された。その夢を一番に応援していたのが母・さゆり。「できることは応援したい」と母本人がコメントを寄せた。
上田監督は専門学校に進学、夜は焼肉店でアルバイトをしながら映画監督を目指した。バイト先の先輩に自主制作映画を見せたところ、北野武がスカウトしたいと言っていたという。のちに嘘が発覚するのだが、これをきっかけに上京を決心。ヒッチハイクで東京へ向かった。はじめは生活費を稼ぐために自作のポストカードを路上販売して生計を立てていたという。
しかし、投資ビジネスの勧誘に遭い150万円の借金を負い、代々木公園でホームレス生活も経験。治験のアルバイトで借金を返済するも、今度は小説の共同出版の話が舞い込み、再び借金生活に。
「すごい泣いた夜があったんですよ」と上田監督。「宇宙一の映画監督になる、そんな馬鹿げた夢を世界中でたった一人だけ信じてそして応援してくれているお母さんを必ず喜ばせてあげてくれ」という父からのメールに胸を打たれたという。上田監督は、「どんなことが起きても味方でいてくれたっていうことは本当にデカイんやろなと思いますけどね」と両親に感謝の気持ちを寄せた。
映画監督として13作目の作品が「カメラを止めるな!」。制作費は300万円という低予算で、有名な俳優も出ていないが異例の大ヒット作品となった。
番組の最後には映画に出演したキャストが登場。そのうちの一人、長屋和彰は金スマの再現VTRのオーディションを受けるも落とされていたことが発覚。中居は「金スマ何やってんだよ!何やってんだよ安住!」とツッコミを入れていた。
Twitterでは「ご両親が素敵で感動した」「監督の人生も映画みたい」などの声が寄せられたほか、上田監督も「住んでいたボロアパートの壁に『一生青春』って貼り紙が貼ってあって再現度の高さに胸がギュッとなりました」とコメントを寄せた。
「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」は毎週金曜夜8時57分から放送。
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