1997年〜2000年まで「週刊少年ジャンプ」で連載された桂正和による漫画「I"s(アイズ)」。平凡な男子高校生・瀬戸一貴(いちたか)と彼が想いを寄せる同じクラスの美少女・葦月(よしづき)伊織を軸に描かれるラブストーリーで、'90年代に男子中高生の"恋愛バイブル"として人気を博していたほど。実写化を望む声が多く挙がる中、ついにドラマ化が実現し、BSスカパー!で12月21日(金)より「ドラマ『I"s(アイズ)』」として放送される。
そんな注目作に出演する若手キャストにインタビューを敢行!初回は、ヒロイン・伊織をはじめ魅力的な女性キャラクターたちと恋愛模様を繰り広げる主人公・瀬戸一貴役の岡山天音が登場。
「I"s(アイズ)」との出会いを教えてください。
「僕はもともと漫画が好きで、周りの人から薦められて『I"s(アイズ)』を読んでいたんです。そんな時にちょうどこのドラマのお話を頂いたので、とても縁を感じました」
主人公の瀬戸一貴を演じるにあたって、意識したことは?
「一貴は、普遍的な男子高校生なので意識して役作りをするということはしませんでしたが、現場で監督とその都度詰めていくことはありましたね。やはり視聴者が感情移入するのが一貴なので、プレーンなキャラクターでいることを心掛けていました。あと、根っこには伊織ちゃんを想う気持ちがあるんですけど、周りの女の子たちに行ったり来たりするので『何だコイツ!』って思われないようにはしたいなと(笑)」
ヒロイン・葦月伊織を演じる白石聖さんの印象は?
「撮影を通じて、白石さんはしっかりと自分を持っている方だなって思いましたし、それは伊織ちゃんにも通ずるところがあると感じました。現場では一貴が抱いている、伊織ちゃんへの感情に近かったですね。何考えてるんだろう?って思ったり、踏み込めないっていうか......嫌われたくないっていう気持ちが強かったです(笑)。今思えば、撮影中は一貴みたいに視線で追っていたんじゃないかなと思います」
一貴を取り巻く魅力的な女性キャラクター。岡山さん自身はどの子に引かれますか?
「やっぱり伊織ちゃんですね。芯の強さはやっぱり魅力的ですし、女性ということに限らず人として憧れますね。何かあるたびに、一貴を遠ざけてしまったりはするんですけど、心の中では彼のことをずっと想い続けているし、ブレていないんですよね。ましてや、伊織ちゃんは生活環境も変わっていくわけですよ。それでもブレないっていうのは、一生信じられる人に値するんじゃないですかね。でも、すごくモテそうだからそれがイヤですけどね。気が気じゃなくなって耐えられない!(笑)」
最後に、ドラマを楽しみしている視聴者の方にメッセージをお願いします。
「恋愛だけの話じゃなくて、今の僕でも一貴に憧れる部分があるんです。それは人を信じる心だったり、人を想うことだったり。一貴は人間の美しい部分を持っていると思うので、そういうところも視聴者の皆さんに届いたらいいなと思います」
文=横前さやか 撮影=横山マサト スタイリスト=入山浩章 ヘア&メーク=芹川善美
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