序盤は、中井演じる本庄の弁護士としての憎々しい手法や冷酷さが描かれた。本庄の病状の進行という物語が動き始めてからは、ヒューマンドラマとしての要素とサスペンス要素が混ざり合っていく。
依頼者の親権を勝ち取るために手練手管を尽くした第3話、本庄が弁護の引き受けを拒絶する第4話、現妻と前妻の関係性を盛り込んだ第5話、本庄が憎む父の弁護を引き受ける第7話、周囲が本庄の病気に気付き始める第8話。
そんな物語の転がりにSNSでは、「帰宅して、このドラマを見るのが何よりの楽しみ」「久しぶりにドラマにハマった」「内容の深いストーリー」「今日も声を上げて泣いた」「再放送枠じゃなくて地上波ゴールデンで視聴率が取れるレベル」と言った反響が相次いでいる。
フジテレビでは、今日11月23日(金)に第9話「迫り来る恐怖」を放送。本庄は亡き息子の記憶が薄れ始めていることを自覚し、おびただしい衝撃を受ける。
全12話のドラマは最終回まであと少し。残る4話も、名優が演じる苦悩する主人公の姿に心を打たれる視聴者が続出することだろう。
ドラマ「記憶」は、12月1日(土)に放送が始まるBSフジの4K放送・BSフジ4Kのスタートを飾るコンテンツとして放送されることが決まっている。BSフジ/BSフジ4Kでは、12月3日(月)~18日(火)、月~金曜夜6:00~7:00放送。
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