原作を読んだときに、とても面白いなと思いました。本作が決まって、すごいびっくりしたし、うれしかったです。
真美ちゃんは、普段おっとりしていて、ちょっと抜けているところがあるドジな女の子だけど、急に突然エンジンがかかっちゃう一面を持っているところにすごく引かれました。
あと真美ちゃんは23歳ということで、自分より年上の役を演じるのは初めてなのですが、真美ちゃんが持ち合わせている大人な雰囲気、大人な一面も引き出していきたいです。
真美ちゃんは何にも染められていない真っ白な女の子かなとも思うので、そういうところも丁寧に描いていきたいなと思います。
看護師さんって、患者さんを手当したり症状を治したりするお仕事ですが、不安を取り除いてあげたり、患者さんを笑顔にするっていうのも看護師さんの大事な病院での役割だと思います。真美ちゃんは、この神酒クリニックの中では唯一の看護師なので、ちょっとシリアスな場面でも温かさや優しさを出していけたらいいなと思います。
普段は、乃木坂46のメンバーの中で後輩として、いつも先輩方に頼りながら、背中についていくような感じだったので、今回こうやって他のメンバーがいない中、一人でお仕事をさせていただくというのは不安でいっぱいです。でも西野(七瀬)さんや高山(一実)さんとか、他のメンバーからも“楽しみにしてる”“頑張ってね”“おめでとう”などの言葉をいただきましたので、精いっぱい頑張ります。
本作のキャストの皆さんはいろんな作品で活躍されている俳優陣の方々ばかりなので、そんな皆さんとご一緒させていただけるというのは、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。周りのキャストの皆さんからいろんなことを吸収して、この作品のためにも、私自身にとっても力にもなれるように、真美ちゃんを演じながら学んでいきたいなって思います。
今回は初めてのヒロインなので、自分自身も驚いていますし、そんな大きいところが務まるのかなと思うのですが、この神酒クリニックのメンバーを愛していただけるように、一ノ瀬真美ちゃんをたくさんの方に愛していただけるように頑張ります。
この企画が通ってからずっと考えていたのは、一ノ瀬真美役のキャスティングを、フレッシュかつ新たなチャレンジになるようなキャスティングにしたいということでした。それはテレ東・BSテレ東ドラマの代名詞でもある醸し出す映画っぽさ(W主演の2人や監督陣など)に、いわゆる玄人っぽい要素の真逆を掛け合わせたときの“化学変化”が見てみたいという思いが強かったからです。
神酒クリニックメンバー全員から愛されて、一番若くてフレッシュで、明るく元気でちょっとドジで、そのかわいらしい笑顔で初めて会った三浦さん演じる九十九を一目ぼれさせちゃうような女性を探していたときに、ふと出会ったのが乃木坂46の山下美月さんでした。
持ち前の圧倒的に透明感のある笑顔と、内にもつ芯の強さ、凛とした華やかさ、そして真美が持つ独特なギャップやミステリアスな雰囲気など、彼女に必要な要素を全て、山下さんが持っている気がしました。
全員のビジュアル撮影を終え、自信を持って言えるのは、真美を演じきれるのは山下美月さんしかいなかったということです。山下さんの新たな一面も垣間見える一ノ瀬真美を、これから山下さんと作っていけたらと思っています。
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