加賀楓、上國料萌衣、小野瑞歩の吹奏楽トーク後編「皆で一つの音を作り上げていくのが好き!」【ハロプロ誕生20周年記念連載】

2018/11/26 18:30 配信

アイドル

「フルートパートは大人しい子が多い」というイメージにぴったりの小野瑞歩撮影=佐藤友昭


吹奏楽部時代の思い出の曲はありますか?


上國料「初めてコンクールで金賞をいただいた『元禄』っていう曲。顧問の先生が変わって1曲目の曲で、その先生が全国大会へ行くような先生だったんです。それまでは自分のやりたい楽器をやっていいよみたいな軽いクラブ活動風な感じだったんですが、その先生になった瞬間からいろんなことが本格的になりました。本気でやるぞ!みたいな感じで難しい曲にも挑戦したりとかして、『元禄』で初めて金賞を取れてすごく嬉しかった。この曲ではスネアドラムを担当していたんですけど、常にカッカッカッカッみたいな感じで叩いてましたね(笑)」

加賀「私は『アルヴァマー序曲』かな。小学校のとき、先輩たちだけでこの曲を練習しますってなって、前日の部活の最後に連絡事項として伝えられたんです。でも、私は自分も参加するもんだと勘違いして、次の日も学校に来ちゃったんですよ。どうしようって思っていたら、先輩が一緒にやろうよ!って言ってくれて、先輩に混じって練習させてもらいました。先輩が演奏しているのを見て、自分も成長しているなって実感できたんです。この曲があったからトランペットで高い音が出せるようになったとか、楽譜の深いところまで読めるようになったので大切な一曲ですね」

上國料「『SING,SING,SING』っていうジャズの曲は、叩いてて楽しかったな。各パートに見せ場があって、ドラムセットのソロもめちゃめちゃ叩いてて気持ちよかった曲。それまで先輩がドラムセットを担当していたんですけど、先輩が卒業されて、この曲で初めてドラムセットを任されたので思い入れもあります」

加賀「『SING,SING,SING』は演奏したことないけど、ジャズ曲が楽しいっていうのは分かる! マーチング曲はメロディが1パターンなんですけど、ジャズは吹き方で雰囲気が変わるし、アレンジが加えられるので楽しいですよね。トランペットだと『小さな恋の歌』を演奏したときは気持ちよかったな。メロディーがすごく好きなので、サビの部分を弾いているときは楽しかったです!」

小野「『SING,SING,SING』は、学期末の定期演奏会で必ず吹いていました。あと『宝島』。この2曲って難しいんですけど、その難しい楽曲を学期末に演奏することで一年を通しての成長を感じられる。私にとっても思い出深い曲ですね。あとは『士官候補生』と『宇宙戦艦ヤマト』。うちの吹奏楽部でこの2曲は代々吹き継がれてきた伝統ある曲で、毎年の体育祭で演奏するんですよ。私の学校は体育祭が春で、入部してすぐにこの曲を吹くんです。そのときにたくさん練習した思い出もありますね」